【買取物語Vol.5】平成17年 ハイエース ロングDX(KDH200V)

Uさんから問い合わせがあったのは9月30日。何社かに問い合わせをしたところ、すごい電話の数とともに「クルマを見せてくれ」を連発された、と。会計士との相談しながら売却しようと思ったらしいのですが、そんな時間はなさそう。その後各会社からたびたびの連絡があり、うんざり。「今日とか明日とか業者さんが何社か来ますが、誰が誰だかわからないです。見に来る時間だけ聞いておきました(苦笑)」。オーナーさんはこちらでのやりとりの中でそんなことを話していた。

商談はタイミングと内容があってこそ

そんな中で我が社も査定を、と言ったところで迷惑になるかなと思い、一旦、連絡をするのをやめて1週間後に連絡をしてみたら、査定をお願いします、とのこと。ちょっと意外だったけれどお会いして話をしてみると「金額は悪くないと思うのだけど、次のクルマを買ってもらえるのだったら、という条件つきなんですよね。まだそんなつもりはないですし」。この業界によくある話。自社の都合しか言わない。加えて、引き取ったあとに減額されるのではとの懸念が拭えない様子だった。

お客さんに安心感をもってもらうには

その後トントン拍子で話が進み、先日引き取らせてもらうことに。査定→引取日に契約・その場で現金払い、というのは売り手にとってはやっぱり安心だと思う。こちら側はそれなりのリスクが伴うものだけど、それがどちらが背負うかの話。安心してもらうにはこちらがプロの仕事をすればいいことだと思う。その覚悟があれば十分やっていける世界だ。

最近、加盟店が増えてきてほんと嬉しいことだ。全国に仲間がいることの強みを感じる。来年スタートの加盟店はたぶん今までにない数になりそう。業界は嵐の最中でも、小規模事業者には晴れ間が見えてきている。これも継続できているからこそ。すぐにやめてしまったら見えない世界なのだ。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です