決断できる人・先送りにする人
新しい事業がやれるかどうかの決断ができる人は決断するための条件が明確になっている。その条件がクリアするのかどうかを聞き出すことが得意。自分の条件と事業をイメージすることでだんだん結論が見えてくる感じ。もちろん事業だから不透明なことがあるのは織り込み済み。でもその仕組みとかスキーム、現場の労力などをイメージをすることで決断できるのだ。
先日、説明会をした人は、ハッピーカーズのYou Tubeを見たり、代表の書籍を読んできたようで事業のイメージをかなりもっての参加だった。質問をたくさん用意してきて、それをひたすらこちらに聞いていた感じ。いつもやるようなスライドを使っての説明会はほんのわずか。こういう人は加盟するにしてもしないにせよ、決断が早いと思う。自分の将来について考えている感じがとっても伝わる。
他方、準備がまだまだの人は、些末な質問をたくさんしてくる。その質問が自分の決定にどう及ぼすのか、という視点が弱いと思ってしまう。なんかいいビジネスないかと探している雰囲気が漂う。この仕事は加盟してもらうことが最終的な目的だけど、その過程としては、当事者の気持ちとしては検討する人に判断材料を提供するということだ。良いことだけを言うとか、黒を白というつもりはまったくない。「あ、ここは自分が入るところではないな」と思ってもらうのも自分の仕事だと思っている。
人間は予想外なことに抵抗感や不安を感じるものだけど、まったく安心なものなどひとつもないことは、イメージがつくはずだ。予想外なことへの耐性が弱ければ、会社員がいいかもしれない。何度も説明会で口にすることだけど、明るい未来を作るためには、大変なことがつきもの。でもそれは世の事業者は皆やっていることだし、そこから勉強することはたくさんあるし、その困難をどんな仲間とともに乗り越えるのか、というのは大事な要素でもあるのだ。それはあまりピンとこない人が多いのだけど。どんな仕事でも急に明るい世界は見えてこない。一歩一歩なのだ。
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