スポーツの舞台から学べること・学ぶべきこと
2024/02/05。1月29日に卓球の全日本選手権が終わった。決勝戦はまさに手に汗握る、大熱戦となった。結果は、8度のチャンピオンシップポイントを握られながらも張本選手が脅威の粘りを見せて、勝ちきり6年ぶりの優勝となった。ホント歴史に残る名勝負だったと思う。対戦相手のT選手。3連覇がかかっていたのだけど、惜しくも破れてしまった。勝負の世界は残酷でもある。
このT選手のベンチコーチはウチのスタジオでレッスンしているMコーチだ。ちょうど一年ぐらい前に知り合いの紹介でウチのスタジオに来てもらって、そこからスタジオを使ってもらうようになった。近くにも住んでいる。Mさんには決勝のときにもたびたち映像に映っていた。結果は彼にとっても残酷なものだったと思う。翌日にウチのスタジオでお会いしたときも、3日後にお会いしたときも、あの試合のことは聞けなかった。なんか素人が興味本位で聞くのはよくないなと思ったのだ。
スポーツの世界から勇気や希望をもらっているのに、負ければ叩くというのはどうかといつも思っている。そういう気持ちがある人ほど熱いサポーターだという見方もできるけれど、SNSなどを見ていると、単に批判・批評に終わっている発言も多い。勝っても負けても応援する姿勢がホントのサポーターだ。
ビジネスでは、ここまで勝ち負けがはっきりする瞬間はないと思うし、負けたことの言い訳をすることだってできる。そんな環境に慣れてしまったら、スポーツは純粋に楽しめないと思う。ハレに舞台に建てるだけでどれだけ努力をしてきたのか?この舞台に立てない人がどれだけいるのか?
先の日本選手権の出た選手と今度会食することになっている。彼は結果が残せなかったことを素直に吐露してくれた。じっくりその話を聞こうと思う。
2024-02-05 by
関連記事
コメントを残す