【FC加盟】買取業を選ぶときに考えるべき5つのこと
車買取業はつくづく不思議な仕事だと思います。車の知識は必要とするけれど、営業的なマインドも求められるのも事実です。ただ、先日お会いしたお客さまは「自分も営業やっているし、車も大好きだけれど、買取の仕事は絶対にしたくない笑」と言っていました。今日はその発言を深堀りしてみます。
①車の仕事だけど、営業マインドが必要
加盟検討者の人とお会いすると、動機が「車業界にいたので」という人がいます。自分がいた業界で、個人で活躍できる仕事があれば、その道を探るのが自然というものです。それまでの経験や知識、なによりお客さまとのつながりがいかせる仕事だからです。ただ、それだけでは成り立たないのがこの仕事です。集客を自分でしなければならないからです。逆を言えば、集客さえできてしまえば、車の知識はそんなになくてもできてしまう仕事でもあります。それも極めて小さなコストで、です。ただし求められるのは営業のマインドです。未経験者でも営業の経験がある人というのは入ってから立ち上がりが早いです。
②相見積もりの結果がはっきりする営業の世界
冒頭の営業の仕事をしているお客さんが、買取の仕事をしたくない、というのは、「常にアイミツの世界」だからと言います。大きな取引だし、思いのつまった車を売るとなれば、何社かに診てもらうというのは当然の発想だと思いますが、その明暗がはっきりわかることが大変そう、というのです。「それはどの仕事も同じですよね?」と聞くと、「いや、そんなことはないですよ」と言って、その人がやっている仕事の内容を教えてくれました。詳細は省きますが、必ずしも明暗がはっきりしないように報告することができるような仕事でした。買取の世界でも、他社に買われた、というよりも、お客さんがウルのやめた、と上司に報告すればすみます。
③会社の仕事なのか?自分の仕事なのか?
会社にいれば、そういう立ちふるまいが必要になりますが、我々は小規模事業者なので、そんなことを言ってもまったく意味がありません。最終的には、誰の仕事をしているか?という問題に帰着しますが、いずれにしても結果を背負って、改善しなければ、生活ができなくなるのが我々の世界なのです。契約をしてもらうためには、何が足りないのか?を日々考えることになります。原因を外に向ける人は成功しないと言っていいでしょう。いわゆる他責の思考です。「契約とるまで帰ってくるな」とか、「あと何件たりないぞ」とか、「予算に対して◯◯%しか達成していないじゃないか」などと言ってくれる人はいません。
④「その仕事が好き」の前に求められること
好きな仕事がやれるというのは素晴らしいことで、働く人は誰もがそれを求めていると思います。それが会社で実現できるのか、自分でやるしかにないと思っているのか。そもそもそこが大きく問われています。もし後者だとしても、そうは思っていても、なかなか行動ができないのも事実。いろんなフランチャイズの説明会を聞いては「検討します」を繰り返している人もいるでしょう。好きな仕事探しの前に、自分の人生は自分で切り開く、という覚悟が必要なのです。書くのは簡単ですが、これを実践するのは大変です。その覚悟は始める前にできるものではなく、始めてしまったらから覚悟が決まるものとも言えます。そういう転機は会社にいたら、想像できないことかもしれません。
⑤加盟店オーナーが商品だと思えるか?
先日、説明会でお会いした人から、「ハッピーカーズの優位性はなんですか?他社よりも高く買い取れる仕組みはありますか?」と聞かれました。この質問が出た時点でちょっと難しいなと思いました。そんな仕組みがあったら、ハッピーカーズはもっと巨大企業になっているし、100店舗なんかあっという間に達成しているでしょうし、、もっと加盟料も高くなりますよ、と思いましたが、それは言わず。。「好きな仕事で、しかも小規模事業者が大手と戦えるのはめちゃくちゃ楽しいことですし、その環境をどういかすかは自分次第ですよ、突き放すわけではないですが、最終的には、加盟店オーナーを評価してもらえるかどうかで業績は変わってくるものです」とお伝えしましたが、理解してもらえるかは難しいところだなと思いました。
まとめ
日々、いろんな人たちとお話します。加盟前に実務上の細かい質問をしてくる人もいたり、加盟店の状況をやたら聞きたがる人もいます。気持ちはわかりますが、「判断に必要な情報は何か?」という逆算の思考が必要です。それは加盟後にもっとも問われることでもあります。最終的には誰もが「契約をしてもらうには何が必要か」を日々考えることになるからです。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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