小規模事業者の事業経営の実態

先日、夕方ランニングをしていて、知り合いの飲食店に立ち寄ってビールを飲んでいたら、偶然、知人が入ってきました。知り合いも知人も皆、ご近所さんではあります。知人は、焼き鳥のテイクアウトのお店を経営していて、2店舗目がいつも行列ができている人気店なのです。スタッフが足りなく、1店舗目を閉じてでも、2店舗目に注力していたりします。炭火なので、焼きは職人でないとできないと。スピート感をもって満足のいくものを提供するには、熟練の技が必要、とは以前聞いていたことではありました。ただ、正直言って、そんな技が必要とは思ってもいなかったですが。

値上がりラッシュで利益圧迫

先日は、その話に加えて、昨今に値上げの話になりました。仕入れがすべて高くなっている、というのです。テイクアウト用の紙袋(中が油がモレないようコーティングされている)とか竹串とか備長炭など、とてつもないスピードで値上がりしているというのです。価格には転嫁できないし、と知人はいいます。それでも、「大人気ですよね」というと、「超薄利・超多売」ということばが返ってきました。炭を扱う商売なので、汗だくですよと。「こんな身を削る商売、いつやめようかと真剣に思いますよ」と。聞けば聞くほど過酷だなと思いました。それを考えると、自分の仕事はまだいいなと思えるのです。それまでは、炎天下の中、エンジンルームを開けて、エンジンがかかっているところに顔を突っ込んで、中を見たり、下回りを見るために、車の中に潜ったり、などなど、大変だなとは思っていましたが、そういうレベルではないことを知ります。



「儲かると思えばやってみれば」が当事者の気持ち

さらに、「儲かっているでしょ」と言われるけど、自分の給与は出ていないですからね!とその知り合い。「経費を賄うのに必死で。儲かると思えば、やってみればいい、実態がわかるから」。それを聞くと、商売ってホントに外から見ただけではわからないものだなと思います。勝手な判断は禁物だし、そもそもそんな判断しなくていいよねと思います。多くの人は気になるところですが。

まとめ

そういう話を聞いて、自分の仕事は恵まれていると思えるのはよい時間だったなと思います。見るのとやるのとでは大違いです。やった人のみが事実や経験を語ることができます。自分の仕事もそう思われることが多々ありますが、やっぱり「やってみれば」と言いたくなります。そんな声に耳を傾けるのは不毛なのです。やりかけたらやり通さなければいけないのが経営者の仕事なのだと思いました。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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