【FC加盟】未経験の事業で結果を出すには
車買取事業・飲食店・卓球スタジオ・不動産などの事業をやっているのですが、考えてみれば、すべてゼロからのスタート、ほぼ素人経営なのです。個人的には、それぞれの決断は大きかった気もするけれど、人との出会いですべて決まった気もします。それぞれの事業で、キーパーソンがいて、その人がキッカケで始まったのです。最初からこれをやる、と決めたのは、サラリーマンとして経験のあった出版業だけとも言えます。ただ、そこに希望を感じられず、撤退したのはなんか皮肉だとも思います。一旦リセットしてゼロから構築していったわけです。
サンクコストをいかに無視できるか
それまでに投下した投資(サンクコスト)が大きければ大きいほど、事業の撤退は難しくなるのが通例です(車の買い替えの決断も似たところがありますが)。損切りをすることは株の世界でも難しいわけです。車も「いままでこんなにお金かけてきちゃったからなー」と思い、愛着が湧き、決断が鈍るのです。車はまだ趣味の世界だから決断が遅くても命取りのなることはないですが、事業の場合は、それは極端なことを言えば、死活問題になります。先日、かつての出版時代の知人とその話になったときに、「みんなこの業界から抜け出したいと思っているけれど、ほかがないんだよね」と言っていました。ふつうに考えればそうなるのです。だから一旦ゼロにすることが必要なんですけど、これが至難なわけです。
本部のリソースを自らの力でとりにいく
フランチャイズに加盟するということは、ある意味今までの経験をゼロにする、ということです。未経験の人はもちろん経験者であってもゼロベースで考えることが求められています。これって経験があることがネガティブに影響することが多いのです。どこか受け身だったり、どこか上から目線だったり、社会経験があればあるほどそれがじゃまになることも多いのです。自分から必要なものをすべて自分の責任で、自分が必要なものを取りに行く、ということです。それだと自分でやるのと変わらないではないか、と思うかもしれませんが、とりあえず必要なものはそのフランチャイズ本部が持ち合わせているということなのです。これを信じられるかどうかは自分次第です。
まとめ
どんな事業でも最初から明るい未来がはっきり見えているわけではありません。むしろ光なんかまったく見えないところからスタートです。ただ、それでもその道を選んだのであれば、その道の先人の教えを請うしかないわけです。「教えを請う力」は弱ければ学びの少なくなるのが当然なのですが、中年にはなかなか難しいことかもしれません。フランチャイズに入るということは、聞ける環境を手に入れる、ということでもあります。自分の力で勝負してきた人は人を頼らない傾向にありますが、それこそが新たな事業で成功することから遠ざかっていることを自覚すべきなのだと思います。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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