【FC加盟】「体調不良者」が続出する理由

加盟説明会は人生の分岐点に立たされている人たちの集まりだ。自分の将来の何かを変えようとして、でも何をしていいかわからなくて、やってくる。かつての自分もそうだったからよくわかる。約1時間という中で何を話すか、どういう順番で話すか、何を話さないかを最初の10分ぐらいで把握するようにしている。その人の経歴によって内容が大きく変わるのだ。

「なんとなく」が決断の正当な理由

多く人たちの関心事は、利益だ。どれだけ儲かるかということ。それがきになるのは当然のことかもしれないけれど、そんなことにまったく触れずに入ってくる人たちもいる。買取業のモデルを学んでいて、ハッピーカーズという組織が何をどんな金額でオファーしているのか、を説明会で確かめるだけのような人たちだ。そういう人たちは、YouTubeを見たりとか代表の本を読んで雰囲気をつかみ、なんとなくよさそう、という理由で決断するのだ。それが軽い気持ちだとはまったく思わない。なんとなくいけそう、という感覚のほうがむしろ大事なのだと思う。やってみないとわからないことばかりだけど、なんとなくというはそれも含め、何か惹かれてことを意味するからだ。

なぜ「体調不良」が多いのか?

説明会に参加して、テンションがあがって、異様に盛り上がる人がいる。それはそれで嬉しいことだけど、やりとりをしているとそのテンションはいつまで続くのかが気になるときがある。故実、様子伺いをしてみると、案の定というか、結構な確率で、「体調が悪くなった」と言う。それは自身であったり、身内であったり。それはホントのことだと思うけれど、その数の多さにちょっと驚いたりもする。こちらとしては、正直に言って、その理由は深くは受け止めていなくて、加盟に意思が薄れてきた(あるいは、加盟することを辞めたと判断した)のだと理解している。

他人事から自分事への分岐点

ちょっと良さげなビジネスモデルを見つけ、説明を聞いて、テンションがどれほどにも上がったとしても、それはやっぱり他人事なのだと思う。自分事として、加盟の意思を伝え、契約を結び、初期費用を振り込むところで、多くは躊躇し、「体調不良」になるのだ。その分かれ目は、本人にかわからないのだけど、そういう分岐点に立たされてたときの多くの人の判断の結果を見てきた者としては、やっぱり「本気で変えようとしているのか?」の一言に尽きる。ちょっと楽して儲かりそうだな、とか、こんなに大金を払ったのだから、本部がなんとかしてくれるよね、みたいな気持ちが前に進む気持ちを弱くさせるのだ。

まとめ

こういう事例に直面する仕事はホントに面白いと思っている。自分が決断するときのデータベースがちくされている感じ。躊躇するときは何がホントの原因なのかを探る習慣がついた。自分自身への深堀りには、「体調不良」は登場しない。体裁とか世間体を考えるとその理由がいちばん当たり障りがないのだ。ただ、そんな言い訳をしたところで将来は変わらないのだけど。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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