【買取物語Vol.55】平成27年トヨタ ハイエース
今年の7月に査定させていただいたAさまの依頼。そのときは買取ができなかったのですが、覚えていただいたようで、ご連絡をいただきました。「そのときは1万円差で、悔しい思いをさせてしまったので」とお話しいただきありがたいなと思います。ただ、今回の売却はちょっと深刻でした。
家業を廃業にする決断
Aさんは3代続いていた家業を営んでいたのですが、それを廃業することになったというのです。大手から受けていた仕事がなくなり、この先の見通しが立たなくなったことが原因のようでした。さらに、ちょっと精神的に病んでしまっていて、休職中という話もでてきました。半年間の間におきたことで、ちょっとびっくりでした。
心に負担がかかりすぎて
査定のときも引き取りのときもいろいろお話させていただきました。個人的にも病んでいた時期があり、その経験をお話すると、「こういうことって経験者じゃないとわからないんですよね」と。自分もあのときの暗い気持ちを思い出し、さぞつらい状況なのだろうと思ったりもしました。今後は手当が出ている間は、すでに確保している、とある地方に住んで、趣味の登山をされるそう。自家農園などもされるとかで、「心に負担のないことをしたい」という言葉がなんとも印象的でした。
まとめ
仕事をしていると、「心に負担がかかる」ことは多いなと思います。それに耐えたり、それを乗り越えることが当たり前のように要求されるのですけど、これってやっぱり大変なことだよなとも思ったりします。一生懸命やることは大事だけど、やりすぎはホントによくない、でもその境目がわからかったりします。Aさんの場合は、業界の先細り、ということなのですが、今までやってきた仕事の将来に不安を感じる人は多いと思います。いろいろ考えさせる買取でした。最後は握手をしてお別れ。今後もお付き合いできることを願っています。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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