【買取物語Vol.53】平成5年ボルボ セダン240

このオーナーさんはアメリカ生まれ、アメリカ育ちの女性の方でした。日本語は普通に話せるものの、言葉の合間に、英語が出てくるので、ちょっと気になって聞いてみたのです。現在は70代ですが、かつては米国の公務員として、バリバリのキャリアウーマンだったようでした。

他社と遭遇していつも思うこと

そんな話になったのは、査定時間の後半のことでした。前半はほかに2社と一緒でした。僕が最後に登場した業者みたいでした。相変わらず、よく聞く表現のオンパレードで、そのオーナーさんと話しをしていました。「どの人にも同じこと話をしているのだろうな」と思ってしまいます。彼らは去り、オーナーさんとゆっくり話すことができました。

車への半端ない愛情

とにかくこの車の愛情が半端なかったです。30年以上も時間をともにしてきたのです。距離は20キロを超えていました。メンテにもどれだけお金をかけたことか、とご自身は言っていました。ほんとに宝物だったのだろうなと思いました。実は売却までに裁判沙汰があり、大変だったそう。そんなお話も聞かせていただきました。

まとめ

最終的にはウチを選んでいただいたのですが、そのときに「ようやく決まってホッとした。よく眠れるわ」とおっしゃっていたのが印象的でした。引取日にも同じことをお伝えくださいました。それだけこの車の売却にはエネルギーを費やしていたということです。業者は右から左に流すみたいな感覚になりがちですが。こういう思いをしっかり受け止めねばと思いました。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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