【ほかの事業のこと】アスリート支援のカタチ

最近、アスリート支援をしている会社と何社か出会ったので、そのことについて考えることが多くなっている。ウチも卓球コーチとの接点があり、ウチは支援というわけではないけれど、思うことは多いからだ。スポーツの世界とビジネスの世界を一般論として比較すると、スポーツの世界のほうが圧倒的に厳しい。その特異な世界を体現した人が引退後にそれをいかせているかと問われたら、Noと言わざるを得ないのが現実だろう。アスリート本人たちも、自分たちが経験したことがビジネスの世界でどういかされるのか、何が強みなのかをわかっていないし、知ろうとしない。引退後にビジネスの世界にはいって、自分の経験を棚卸しし、言語化し、表現し続けた人が、このテーマについて考えているような気がする。

アスリート支援のカタチ

支援の仕方はさまざまだ。アスリートが経験したことをビジネスに使えるような体系化をして、それをコンサルティングのパッケージとして商品化したり、アスリートの肖像権を確保してその使用権を販売したり、自らの会社でアマチュアのチームを運営したり。競技や種目によっても違うけれど、それぞれの経験からアスリートたちの価値を高めようとしている姿がうかがえる。そのスタンスはとってもよいなと思っているのだけど、商品化するときに、なんか違和感を感じてしまうのだ。ひとことでいえば、アスリートであったことに無理やり引き寄せている、というか。ほかでも言われていることだよね、だったり。アスリート出身といえば、ユニークな存在になれると思ってはいないか。

アスリートの価値を伝える仕事

自らチームを率いるのがいちばんむずかしいと思う。それをやっている人たちはホントにすごいと思う。皆、スポンサー集めに大変なのだけど、それこそが価値を自覚することからスタートするのだと思う。単なる応援とは違う。資金を集めることと魅力を伝えることは一体だ。それを欠いているケースも少なくないと思っている。本来スポーツは感動を与え、観る者に勇気を与えるものでなければならない。運営や選手にへんなプライドがあるのは違うし、自分たちのプレーで魅了するには？を徹底的に考えなければならない。そういうことをどこまでわかっているかどうか。未知な世界ではあるけれど、このところでその現場が見えてきてそれは学びになる。

まとめ

ちなみに、アスリートの引退後の生活を、セカンドキャリアと呼ぶのには抵抗がある。ファーストもセカンドもない。現役のときから引退後をどれだけ見据えて、生活できるか。ここから逆算すべきではないかとも思うけれど、どういう視野を持っている人がどれだけいるか、それを見据えようとしているコーチ陣がどれだけいるか。関心の中心はそこにある。と、同時に、それを知ることによって、自分もなにかできることがあるのではと思ったりもする。今は卓球チームの企業サポーターになっているけれど、もっと違うかたちでの応援を来年はしたいと思っている。

ハッピーカーズ大田田園調布店／有限会社ソーシャルキャピタル　吉田（07054555708）

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