【独立・起業】撤退の決断は、敗北ではない

事業を始めるとき、
誰もが「成功」を思い描く。

うまくいく前提で準備をし、
伸びる未来を信じて投資をする。

けれど、事業にはもうひとつの局面がある。
それが「撤退」の判断だ。

撤退は、失敗なのか

撤退という言葉には、
どこか敗北の響きがある。

うまくいかなかった。
続けられなかった。
諦めた。

そんな印象がつきまとう。

でも、本当にそうだろうか。

市場は常に変化している。
外部環境も、自分自身の体力も、時間も変わっていく。

その中で、
「今は引く」という判断をすることは、
むしろ経営として健全な選択でもある。

なぜ撤退は難しいのか

撤退が難しいのは、
お金の問題よりも、感情の問題だ。

・ここまで投資してきた
・時間をかけてきた
・思い入れがある
・周囲に宣言してしまった

これらが、判断を鈍らせる。

とくに小規模事業者にとって、
事業は単なるビジネスではなく「自分そのもの」に近い。

だからこそ、手放す決断は重い。

撤退は全体最適の視点で考える

ひとつしか事業がないと、
撤退は「終わり」に見える。

でも、複数の柱があると、
それは「再配分」になる。

資源をどこに集中させるか。
時間をどこに使うか。
体力をどこに投下するか。

撤退とは、失敗の証明ではなく、
全体最適のための調整なのだ。

撤退の判断軸

撤退を考えるとき、
自分に問い続けたいことがある。

・この事業は、未来に向かっているか
・惰性で続けていないか
・他の選択肢の可能性を奪っていないか

続ける勇気も必要だが、
やめる勇気も同じだけ必要だ。

まとめ

市場は感情を考慮しない。
それでも、人は感情で動く。

だからこそ、撤退の判断は冷静でありながら、
どこか痛みを伴う。

それでも、「全体として前に進んでいるか」。

この視点を持ち続けられるかどうかが、
生き残りを分けるのだと思う。

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