人生を困難にさせる「1円思想」。その解消法とは

2024/01/09。手間をかけることはコストだ。時間と労力を使うからだ。手間を省けば、時間と労力がセーブされる。当たり前の関係。古本をブッ◯オフに持ち込めば、値段がつかなものも含め、引き取ってくれる。大量の本を部屋からなくすことができる。ゼロ円を承知して資源ゴミに出せば、自分が好きなタイミングで処分できる。◯ルカリに出せば、高く売れるかもしれないけれど時間と手間がかかる。コストをかけて高く売るか、コストをかけないで時間と労力を確保するか。この両者の決断に常に迫られている。

判断を迫られているというよりも、人の思考はどちらかに偏っている。価格を大事にする人と時間を大事にする人。考え方の習慣みたいなものはそうそう変わらないと思っている。価格にこだわる人は、交渉の余地があるところではその意識を強めるけれど、そうでなければ結構無頓着だったりするのだろうと思っているし、固定費を見直すことの意味は時間を大事にする人に多いとも思っている。目先の交渉でわずかな現金収入を上げるよりも自分の得意分野を磨いたほうが結果的には資産が貯まることは間違いない。自分が身につけたスキルや技術は一生モノだからだ。一瞬得したと思っているお金は、たぶん必要でないものに散財される。「うまく交渉できたから、このぐらい贅沢してもいいよね」みたいな感じ。

一番安いところから買う、一番高いところに売る、という気持ちは皆あるとしても、「1円でも安く買う」「1円でも高く売る」という発想は人生を困難にさせるとことは間違いない(この仕事をしているとそういう言葉を聞くことがあるけれど)。物には適正価格というものがある。それは業者も事業を継続させるために必要な利益を織り込んでの価格だ。消費者にはまったくわかりにくいものだけど、大企業と小規模事業者ではその適正価格は変わる。ただどんな相手であろうと、その企業を応援したいところと取引すれば、「1円思想」は消えると思うのだ。一社を熱烈に応援する、というのは、経験としてあっていいのではないか。金銭感覚が変わると思う。そしてそれは困難を解消させる習慣のひとつだろうと思う。

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