成功しない人に共通する3つの特徴

成功しない人に共通する特徴があると思っている。人の話を聞かないことだ。小学生から言われていることだけに、この言葉が意味するところは深いのだ。自分もすべて聞けているか、と問われるとNOと言わざるを得ない。ただ、事業の拡大とともに聞けるようになってきたと思っている。

①尋ねることをしない

成功しない人の特徴は、まず尋ねることをしない。自分ができないことを認め、「こういう場合はどうやっていますか?」とか「こういうところがわからないのですけどどうしたらいいですか?」などなど。新人社員だったらふつうに聞けるけれど、歳を重ねるとだんだん聞けなくなるのが現実。なんとなくうまく行かないことは言うけれど、その具体的な内容や、自身がそれに対して実行したことを言うのはハードルが高い。やったことは言うけれど、やってないことを指摘されるのは癪に障るのだ。経験とはやっかいなものでもある。でも質問をしない人は絶対に伸びない。

②自分を開示しない

ただ質問するためには、まず自分がわからない、できない、ということを自覚する必要がある。これがまず聞くための大前提。自覚してもそれを開示することに抵抗がある人が多い。年配の人はだいたい開示が苦手だ。今までの経験がそうさせる。「教わる」より「教えたい」人たちだ。その経験が新しいことをやる際には邪魔になるのだ。経験などないほうがいい。プライドを捨てて、聞きまくることこそ、成功の秘訣なのだけど、それを実践できる人は少ない。他人から声をかけられたとしても「いやいや、大丈夫」と言ってコミュニケーションを遮断してしまう。

③聞ける人がいない

さらに大きな問題なのは、聞ける人との関係づくりができないということだ。人に教えを請うには、相手への配慮が必要。相手が忙しくない時間はいつか?どういう表現を使えばきちんと伝わるか?などを考えるのはもちろんのこと、まずは「頭を下げて聞く」というのがマナーというものだ。これも歳をとれば取るほど難しくなる。もちろん若い人だって、同じことだ。自分ができることだけをやりたがる人は多い。自分ができることをやっているだけでは明るい未来が開けないことは本当のところはわかっているのにもかかわらず、そこは見ないようにしているのだ。そうやって人は自分の可能性を閉じていく。世の中はそんな甘いものじゃないし、アイツも気にいらないし、とか。冷めた人生観、世の中を熟知したような諦観がクールだとも思っている。それが自分を貫くことだという考えも大きな間違いだ。聞ける仲間を作ることは簡単なことではないからこそやるべきことなのだ。

これをやれば絶対に成功する、なんてものはないけれど、これをやると絶対に失敗するというものはある。上記の内容はそのひとつ。「そんなことできている」と思いたいけれど、ちょっとは「俺ってできていないかも。気をつけよう」と思って明日を過ごしたとしても損はしないと思う。

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