今後の車買取業の行方

最近、というか、8月ぐらいからなのだけど、査定に行くと、大手中古車業者の話題になる。お客さんから教えてもらう情報や、その会社経験者として自分が知っていることは話せるけれど、実際のところはわからないし、、ということであまり突っ込まないようにしている。

業界に対する不信感と警戒感

ただ、お客さんがその話題を持ち出すということは、あのようなことは某社に限ったことではなく、おたくのところは大丈夫だよね?という不安の現れだと思っている。買取部門での話は表沙汰になっていないけれど、お客さん側の相当の警戒感を感じるのだ。業界全体にダークなイメージが以前に増して強くなってしまっている。

小規模買取業者の生き残り方

我々小規模事業者にダークなイメージがついたら、商売はさせてもらえないだろうと思う。買取の商談の中で「上司に聞いてくる」といって、お客さんを長時間待たせることもできない。店内に拘束することもできない。引き取り後に減額する、二重査定なんかもってのほか。地元とか住んでいる地域で買取業をしていると、いいかげんなことはできないし、我々には、転勤も異動も退職もないのだ。自分で商売をするということは、逃げも隠れもできない、ということだ。その緊張感が自らを成長させる。地域の人たちに受け入れられることが小規模事業者が生き残るための必要条件だ。これはFC加盟検討者への説明会でも話していることだ。

「会社の指示>お客様の意向」の商談

最近、こういう大手にいる人たちとお会いする機会が多い。会社にいることのデメリットのほうが大きいとの判断からだろう。本来、仕事とはお客さんとの緊張感の中でお役に立つことだと思う。会社の上司ばかりみている会社の将来はないと感じるのだ。会社の指示>お客様の意向、という関係になっているケースは多い。巨大企業のマネジメントはどうあるべきかを考えさせるけれど、結局は経営者の器とか人格が反映されるのだ。買取業の今後は本当の意味でお客さんの役に立てる小規模事業者が生き残っていくと信じている。自らを高めよ、自分。

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