強いメンタルを養うための心構え

いろんな人達をみていて、メンタル強いなと思う人がいるけれど、よくよく観察してみると、「他人の気持ちを分かろうとしない」「共感しようともしない」「他者に配慮せず自分の好きなように生きる」「自分さえよければいいと思っている」「身近な人に何を言われても行動を変えない」といったような人が多い。どこかで冷徹なところを感じさせる。それはそれで悪くないかもしれないけれど、問題だなと思うのは「本心は自分の生活に満足していないこと」だと思う。

「強いメンタル」ってどういう意味?

こんな態度をとっていたら、それは仲間もできないし、心を許せる友達も少なくなるのは当然。友達は数で競うものではないけれど、やっぱりいろんな人達と接しないと、本当の友はできない。悩んだり、困っていることを誰かに打ち明けられないと行き詰まるのは目に見えている。心をオープンにして、自分の感情や迷いを言葉にして、相手に伝えて、相手の言葉にしっかり耳を傾けて、みたいない人からは冷徹さは感じられない。メンタルの強さの意味は「自分で何事も解決する」ということではなくて、「何事も自分で解決すると決めて、信頼できる人に心を開ける人」だと思う。この両者の違いは大きい。自分で何事も解決する、と決めても実際は自分の経験の範囲でしか決定はできないので、自ずと大きな夢や設計などは描けないことになる。乗り越えるられるハードルも低い。それが実は人生の満足度が高まらない原因なのだ。

「強いメンタル」の意味を履き違えると

強靭なメンタルの持ち主からは対人関係においては冷たさは感じられないことが多い。冒頭のような他者を寄せ付けない雰囲気もない。いろいろな苦労をしっているだけに、人の気持ちがわかっている。わがまま放題、好きに生きている感じもない。でもなんとなく楽しそうで、前にすすんでいることを感じさせる。そこが成功者になれるかどうかの分かれ目かもしれない。独りよがりのメンタルが、本当に強いわけではなくて、仲間に手を貸してもらって大きな困難に立ち向かうことこそが強靭なメンタルなのだと思う。

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