融資担当者が異動したって

先日、融資を受けている金融機関の担当者(支店長)が、「10月1日付けで異動になりまして、ご挨拶を」という連絡をもらったので、お会いすることにした。車事業でも不動産プロジェクトいろいろ融資をしてもらい、ありがたかったのだけど、なんか複雑な思いだった。

お金持ちにお金を貸すのが銀行の仕事

銀行はよく言われるように、お金をもっている人に貸し、お金がない人には貸さない、ところだ。お金がないから借りようとは思ってはいけない。お金をもっているか否かは借りる額によるわけだけど、「何かご協力できることがあれば」といいながらも、だめときには無慈悲に断る。持っている人にはトコトンお付き合いをする。ビジネスと考えれば当たり前のことかもしれないけれど、そこで働く人のマインドはどんなものだろうかと強く思ったりもする。お金がある人に貸して、お金がない人には貸さない、ことがどんなモチベーションになるのだろうかと。

新たな金融機関を開拓してみた

実は今進めている不動産プロジェクトは、別の金融機関を開拓していて、そちらで決まりそうな感じ。この金融機関ではあまりにも思うようにならなかったからだ。自分たちのことを知っているから融通をきかせてもらうと思ってはいけないということだ。今回は、しかるべき人の助けを借りて、初めてのところと話を進めてもらったのが大きかったようだ。ただここでもやりとりは快適ではないけれど。人の足元をみて、自身はまったくリスクを負わない(ぐらいに感じられる)ビジネスに携わる人の言葉はなんとも形容詞しがたい。ただ、こういうことはどの経営者も経験している。というか、僕の規模だったらまだマシということだ。

冒頭の担当者とは長いお付き合いだった。もう会うことはないのだなと思いながら、最後の挨拶ができたのはよかったと思う。でもちょっと複雑な感情だった。

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