もっとも非効率な集客方法

毎日忙しい。というか、忙しくさせもらっている。暇なときを知っている人はだいたいこういう気持ちをもっているはずだ。開業当時は当然のように暇。ポスティングを自らしていたことを思い出す。電話がかかってくるとしたら、ほぼ営業電話。電話１本の問い合わせをもらうのに、こんなに大変なのかと思ったりもした。そういう経験があると、一つ一つの商談が大事なものになる。

問い合わせといえば、このブログを問い合わせしてくれる人も増えた。2019年8月31日から別のブログ（どこで書いていたかはこのサイトのどこかに書いてある）で書き始めて以来、毎日書いている。集客目的でないからこそ続いている。もっとも非効率な集客方法かもしれない。もともとはあるコンサルティングを受けたときに、教えられたことの整理や行動の記録を残すためにブログを書くことを進められた。あくまでも自分の記録用だったけれど、コンサルティングを一緒に受けていたメンバーと一緒に書くことで、「誰かに見られている」という意識が大事だからだ。そのときのブログはおそらく750日ぐらい続いたと思う。今でもネット上にはある。こういうブログの目的は「思考の整理」。日々の気づきや学びをまとめたり、喜怒哀楽を書くこともある。ただ、怒りをそのまま書いたところで読んでいる人はいい気分になるわけがないので、その気持ちをどう消化するか、そして昇華するかのトレーニングなのだ。そして書きながら考えたことが日々の言動に反映されることは間違いない。お客さん相手でもそうだし、仕事仲間でも同じことだ。

相手から言われたことが、一度でも考えたことなのか、初めて言われたことなのか、の違いは大きいのだ。書き続けるからこそネタがつきないという面もある。SEO対策などして書けばもっともっと集客につながるよ、と言われたこともあるけれど、自分ではこのスタイルがよいと思っている。楽しく継続することがいちばんだから。そしてこのスタイルのブログを読んで問い合わせをもらえる人とはうまく仕事がいくことが多いのも経験・継続しているからこそなのだ。