車買取業はシンプルだけど…

今月も半分がすぎた。あと半月で正月とは思えない雰囲気。毎年のことだけど、今年はよく働いたと思える。今年やってきた結果については満足ではないけれど、この数年、もう少し頑張ればよかった、という気持ちがないのは気分がいい。ここ数年そんな気持ちになる。逆を言えば、今までは何をしていたのか、という気持ちになる。

改めて考えると、車の買取業はビジネスモデルとしてはとてもシンプルなものだ。その上、無店舗でもできるとあって、参入障壁はとても低いと思っている。実際、説明会でお話していても、そのぐらいのことだったら、自分たちでできる、という人達も少なくない。ビジネス感覚とかセンスのある人たちは特にそう思うと思う。ただ、実際にやってみると、迷うこと・判断できないことはたくさんあるし、うまくいかなかったときに相談できる人がいるかどうかは事業の成否にかかっているといっても過言ではないと思う。

自分は完全に未経験だったけれど、人に教えてもらい続け、ここまでこれたと思っている。うまくいかないときの同志の言葉が刺さるものだ。それまで、誰にも頼らず、ひとりで事業をやることがよいと思っていた。一人助けを借りるのはなんだか借りを作っているようで…。ただ、実際のところは人に教えてもらって助けてもらって自分の可能性を見出すことができた。教えてもらうためにはどういう気持ちを持てばいいのか、ということを考えられるようになったのもの仲間がいてこそなのだ。

ちなみにいうと、自分たちで車買取業ができる、と言った人で実際にやっているのを見たことがない。やるのは大変だし、もっと言えば、やり続けるのはもっと大変。近隣の業者を見ても、入れ替わりが激しい業界なのだ。簡単そうに見えるけれど、思ったより儲からない、というのか実感ではなかろうか。商売を基本は相手のお役に立つことだ。結果として商売になる。こういう気持ちを持ち続けられるのも仲間がいてこそ。表面的にしか見ていない人にはわらかないかもしれないけれど、買取業はシンプルだけど、実際は多様だし、複雑だ。奥が深い。シンプルで簡単なものでは到底ない。それを知ったことも大きな価値なのだ。

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