お客さんからもらった2つのメッセージ

2024/01/12。昨日、電話番号が登録されていない番号からの着信があり、出てみたら、以前加盟説明会をした人からだった。説明会をしたのは10月のこと。その直後にメールをもらった後に、何度か連絡したものの、返信もなく、折返しもなくなっていた。もう加盟することはないかなと思って、リストから外していた人だった。「すみません、何度もご連絡をいただいたのに。。別のところでお世話になることになりまして。勤めていた会社は2月で退社です。いろいろお世話になりました」。とてもご丁寧な挨拶だった。新しい仕事のために携帯を変えたようで、「もう用事はないかもしれないけれど、いちおう登録だけしていただけると(笑)」と。けじめとして、こういう電話ができる人はいいなと思った。その人の選択としては、そのまま新たな道に進むことだってできたはずだ。それをわざわざ連絡してくることで、お互いがスッキリした気分になれたのだと思う。簡単に思えるけれど、実行は難しい。でもこういうところに人間性が出るのだ。見習わないと。

その後、査定に行ったご自宅は都心部にあるタワーマンションだった。45階建ての35階にお住まい。車は、高級車ばかり8台所有。「いちばん乗らないやつを売ろうかと思って」と。いろいろお話を聞かせていただくと、どの駐車場に、どの車が入っているかがわからなくなるので、置き場表を作っているとか。「車をたまに入れ替えるとホントにわからなくなるんだよね(笑)会社の駐車場もあるし」とオーナーさん。「それってもはや業者ですよね」と返したら「よく車屋と間違えられるんだよね」。聞けば、会社の経営者さん。大きな会社のようだったけれど、最近はそういう人と会うと、どんな苦労を乗り越えてきたのだろうかと思う。羨ましいと思える次元を超えている。その車はマニアックすぎて、金額がつきにくいのは承知していたみたいだけど、金額を出すと、「そうかー、そんなもんだよね。でも…」と言いながら、「せっかく来てくれたからその金額でいいよ」と。こういう決断ってやっぱりかっこいいと思うのだ。お金があるからできるのではなくて、こういうことができるからお金が寄ってくるのだと思う。何も「車はそうやって売るべき」というつもりはない。ただ、相手を思って決断ができるのはホントに憧れるのだ。これもお客様から見習うべきだこと。昨日はふたつの大事なメッセージを受け取った気がする。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です