【買取物語Vol.14】平成19年 スバル フォレスター(SH5)

2024/01/14。昨日は、説明会1件、引取1件、査定1件。引取も査定も近場だったので時間的には余裕あり。査定のときは雨だったけれど、オーナーさんと車の中でお話できた。今月末まで売却予定。ゴルフが趣味。今はちょっと古めのセダンだけど、次はディーゼルのSUVにするとか。引取の方はとてもご近所。出身中学が自分の学校のとなりの学区にあるところだったことが判明。地域の塾の話題も。地元で仕事をしているとたびたびある、かなりのローカル感。

先日引き取らせていただいたこの車のオーナーさんは、かつて査定をさせていただいた方(Mさん)の実の妹さんの旦那さんだった。昨年末に突然亡くなられてしまって、僕のことを知っているお姉様(Mさん)から電話をいただいた。Mさんとお会いしたのは、2年半ぐらい前のこと。プリウスを査定させてもらったが、別の業者に売却を決めつつも、その後もゆるく繋がっていた。ちょっと不思議なご縁。突然の訃報で思い出していただいた。Mさんの妹さんはその車を乗らないとのことで、早く処分したいと。引取日は、いろいろ書類を揃えていただいたあとで、Mさんと妹さんのお二人にお会いした。大変な時期に丁寧に対応していただき、この車で長野方面へよく言っていたとお話してくださった。ただ、車の写真は思い出すからは撮らなくていいとも。これ以上、お話しないで引き取ったほうがいいかなと思って、そのお宅を後にした。車の売却が遺品整理みたいになるのは2度めだ。最初は独り身の方で、ひとりで町工場を経営していらした方だった。周囲の人が、その方のことを見かけなくなったといって探し始めたことで亡くなっていたことがわかり、その方の親しい友人が自分のお客さんだった。

車を手放す背景はさまざまだけど、今回のパターンがやっぱりいちばん複雑だ。帰りに運転しながらも、このハンドルを握り、どんな風景をみていたのだろうかなど、思い巡らす。近日中に洗車をする予定。

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