車買取:勉強代を払うとは?

2024/02/06。2月に入り、繁忙期になってきた。今年は、昨年のような暴落はないと思っている。人間は高く売りたい人と安く買いたい人のみで世の中、成り立っていると思ってしまうような場面に遭遇しているけれど、そんなことより時間を大事にしたい人もいて、そういう人たちの思考法とか発想法を聞くのが楽しい。もっと大事な価値観をもっていたり、もっと大きな事業をしていたり、桁がひとつもふたつも少ないような金銭感覚をもっていたりする。そういうことを知ることが大きな学びなのだ。

よくあるケースとしては、ほとんど乗らない車を売却するにあたって、何社も見積もりをとって、詳細に条件を比べて、時間をかけて決断する人がいる。今までたいして乗らない車に対して、どれだけ資金を投じてきたのか、一度かけた経費よりも、少しでも高く売ることに専心する。そういう気持ちがもっていても自分がそういう姿を見せたくないなと思ってしまう。それより決断するまでに時間がかかってたら、それだけ価値は目減りするし、駐車場代もかかっていることになるのだ。

あるサービス事業者は、導入のときのハードルを下げて、継続的に使ってもらって、有料化し、その経費の意識をなくさせることが大事と言っていた。サブスクなどはこの典型例だし、そんなプランなどできる仕事を羨ましいとちょっと思うけれど、車だって、導入コストを乗り越えれば、保険代、自動車税、駐車場などはもう払うべきものとなる。ファイナンシャルプランナーなどがよく言う、「固定費の見直し」はまさにこのことだ。ただ、車の場合は、解約して終わり、というわけではないので、今までの損失を取り返すかのように、価格にシビアになるのだ。こういうのは自分への戒めとして、そこにあまりに貪欲にならないほうがいいと思っている。身銭を削ることで、今後に活かせるのだ。それは経営感覚に近いものがある。無駄な出費は誰もが避けたいけれど、それを経験することで、次の投資の仕方を学ぶ、ということだ。「勉強代として割り切る」という感覚が大事だよなと思う今日このごろ。毎月一定額をもらっていると得にくい感覚なのは間違いないと思う。

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