小規模事業者の情報発信術(1)

2024/02/26。今日は情報発信について。情報発信というとなんとも軽いけれど、事業をやっている人が友人や見込み客に対してウェブやSNSを使って、なにかを伝えることを、「情報発信」と呼ぶことが多い。「なにか」が問題なのだけど、そのなにかは「その人」を伝えるべきと思っている。無料とか割引とかクーポン券なども悪くはないけれど、そればかりやっていられない。そもそも、どんな人で、その人がなぜそれをやっているのか、日々どんな活動をすることが大事だと思っている。ここでは読者や見込み客を過度に意識するのも変な話だ。自然体であるべきと思っている。SEOにこだわらないのは、そのためだ。

その裏にある気持ちは、ウェブという何千人、何万人、何十万人とつながれるツールを使って、価値観の合う人を1人見つける、ということだ。とかく人は、読者数とか登録者数やアクセス数に惑わされがちだけど、これは小規模事業者にとって大事な考え方だと思っている。もっと言えば、知っている人により多くを知ってもらうぐらいでもいいと思っている。昨日査定させてもらったお客様が事前にメールのやりとりをしていて、メールの署名欄に貼ってある、このサイトのURLを事前に読んでいただいたようで、とてもいい感じの場になった。お客さんはちょっと前から知っている人みたいな雰囲気で自分に接してくれるのだ。これぞ、このウェブの意味があると思っている。

買取業の宣伝文句は、「高価買取」しかないぐらいどこも情報発信はワンパターンだ。事例はいくつあっても、「ほかより◯◯万円高い」みたいな文言しか並ばないのが通例。お客さんもそんな言葉にはもはや惹かれない。まったく感度の低い言葉になっている。だからそこにも自分はあまり触れないのだ。不特定多数とつながるツールを使って、特定少数の人とより深くつながるために「情報発信」をしているのだ。メルマガもしかり。これについては別途お伝えする予定。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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