【車売却】一括査定の仕組みと使い方
一括査定サイトで売却するのはどうか?とお客さんから聞かれました。車の売却について慣れている人はそんなにいないので、事情を聞きたくなるのもわかります。一括査定の良いところとそうでないところをお伝えします。
一括査定の仕組みとは
「車売却」などで検索すると、俗に言う、一括査定サイトが上位に並びます。お客さんの情報と車両情報を入力すると、そこに登録している業者にその情報が回って、そこからお客さんに連絡がいく、という仕組みです。「中古車屋を一軒一軒回るよりも、よっぽど効率的」「〇〇社が競い合うから高値で売れる」みたいなことをCMでよく謳っているのはある意味確かだと思います。
「談合」って何?
ただ、気をつけるべきこともあります。良く言われていますが、「談合」です。
何社か集まって、相場より安めの金額を出して、競合社にたとえば「今回降りてくれない、〇万渡すから、次回はウチが降りるから」と持ちかける手法(?)です。
お客さんからすればたまったものではないし、そんな悪義なことがあるのか、とお思いの人もいると思いますが、「ある」のが現実です。この話を知人にしたら、「まあ、そういうことはウチの業界でもある」と言っていましたが。入札といっても出来レースであることは少なくないですよね。
一括査定で集まる業者はだいたい横でつながっています。顔を合わせる人たちがそんなに変わらないからです。だから「順番に」ということになりますし、その話に加わっていない業者が買っていくことに対して、異常に執着するのです。
「どこの業者でしたか?」としつこく聞いてくるのは、そのためです。
嵐のような電話ってホント?
さらに、よくないことと言えば、電話がとてつもなくかかってくる、ことです。一括査定ですから、何社にも繋がれることはよいこととしても、そこから大量の電話がかかってくるのです。
ネットでよく言われていることですが、まだまだ知らない人も多いのでしょう。
目安がネットでわかる、という文言に惹かれて入力したら、めちゃくちゃ電話がかかってきた、という経験がある人も少なくないでしょう。その対応だけで2〜3日つぶれたという人もいます。
業者から言えば、目安を知りたい人から、今週末に売りたい人まで、このサイトを使う人の温度感はさまざまです。それを知るために何度も何度も電話をしているのです。早く売る人であれば業者も必死になりますが、そうでなければトーンダウンするはずです。それを知ろうと、コールセンターを使って確認しているのです。
サイト側は一人でも多くの人を入力してもらって、その情報を業者に売ることでビジネスをしているわけで、本気度の小さい人にも大量の電話がかかることになります。ネットは便利であるとともにちょっと怖さも感じますね。
一括査定の賢い使い方
同時刻に営業マンが何人も来ると、どの人も同じように見えます。この仕組みにのっかっている人たちはそうなってしまうのも仕方ない部分かもしれません。会社に指示で動いているわけですし。
実は一人ひとり違うわけです。それを感じる余裕が必要だと思いますね。査定したのに、金額を出さないのはなぜか?なぜ一緒に査定したがるのか?なぜ単独で査定したがるのか?それぞれの思惑を知ろうとする気持ちも大事かなと思います。「そういう業界なのかと思って」というのは判断停止です。
納得のいく業者を一社見つければいいだけです。2社も3社も見つける必要はありません。金額を目の前に自動的に決定するのではなくて、そういうことも含め、自身で決定するという気持ちも大切なように思います。
まとめ
一括査定はクリックひとつで何社とも繋がれるツール。メリットとデメリットがあります。一種の劇薬ですね。自身の使い方を決めれば、使い勝手がいいかなと思います。
電話を減らすには、査定時期をきちんと伝えること、査定が終わったらきちんと連絡することが必要ですね。
談合を減らすには、一社一社呼んで、その人となりも含めて判断すべきです。ある人は、何社かの業者を別時間帯に呼んで、封筒の中に金額を書いた紙をいれてもらって、それは自身もみることはぜす、午後◯時に開封して決める、という手法を取っていました。考えようですね。
編集後記
4月1日にうちの卓球スタジオに来ていたコーチの行き先が発表されていました。1年ぐらいだったけれど、うちの物件に住んでもらったり、食事に何度か行ったり、良いおつきあいをさせていただきました。Tリーグ所属チームの監督としてぜひぜひ活躍してほしいなと思っています。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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