【GW明けのオークション相場】アルファード、ジムニーの動向はいかに。実需か転売か

GWがあけてオークションが再開されています。お休みに搬入された分もあり、多くの台数は出品されています。昨日は1万5000台ぐらいでした。気になったことの一例をご紹介します。

転売ヤーが大好きなアルファード・ヴェルファイア

まず目につくのが、新型アルファード・ヴェルファイアの出品の多さです。ハイブリッドZにはめちゃくちゃ高値がついています。転売目的の人でしょう。メーカーも頭を悩ませていて、いろいろ手をつくしますが、この実態はなくならないと思います。とある、限定車を抽選で手に入れて、250万円利益がでたという人をわりと身近に知っています。ディーラーで車受け取って、そのまま車屋さんに直行。そこからオークションに出品してもらったと。車屋さんでもなく、車にまったく関係ない仕事をしている会社員の人です。アルファード・ヴェルファイア高値はこのまま続きそうな感じもします。40系の影響を受けて、30系も高値でしばらく推移しそうです。



人気車種のジムニーだけど…

他方、ジムニーを見てみると、シエラも含め、新車で買おうとすると相変わらず長納期の車ですが、いっときの高値はとっくにすぎています。この数ヶ月の動きですが、オークションで流れている車が多いです。出品店は思った金額で売れていないことを示しています。こういう経験をすると、次、買うときには慎重になります。データとしても下降路線がはっきりみえます。JB64の査定は最近していないですが、買取価格はだいぶ低くなっていると思います。それでもほかに車に比べれば、落ち幅は低いです。リセールバリューを考えると、グレードはXC一択ですね。オプションにかかった費用は買取金額に反映されるか、との質問を受けることがありますが、答えはNOです。プラス査定にはなりますが、かかった費用分がそのまま上乗せされるわけではありません。次に買う人からすれば、装備が充実していたほうが書いやすいという意味で、買われやすいことから、値下がり率が低いということなのです。

リセールバリューをどこまで気にするか。実需か転売か。

買った金額より高く売れるか、買った金額より30万マイナスになるのか、60万マイナスになるのか、売るタイミングを決めておけば、買う前からある程度予測がつくものです。それを考えつつ買うか、そんなことを考えずに好きな車を買うかは人それぞれの価値観になります。どちらがいいのかを人に委ねるのはナンセンスです。参考・ヒント程度に留めるべきでしょう。昨日電話で話をしたお客さんも「今、中古車高いから」と言っていましたが、よくデータを調べればそうでない車もあったりします。今年は昨年のような乱高下がないので、見通しやすい印象があります。

まとめ

昨日は15年乗った車を引き取らせていただきました。他方、上記のように、10キロぐらいしか走らず転売する人もいます。いろいな関わり方があるのが面白いところですが、投機目的で購入する人、リセールバリューを強く気にする人は、マスコミやネット情報に左右されず、今、乗っている車の相場を追いかける必要があります。タイミングが気たときに、売却できる判断力も必要になります。その目的で、一括査定サイトなどを利用すると、あまり高値にならない可能性があります。売る気がなければそれなりの対応をするからです。信頼できる車屋を見つけて、情報収集するのがいいかなと思います。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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