【車買取の現場】タフで、リアルな、経営者の話

昨日は日曜日。朝の段階では予定が入っておらず、今日はゆっくりデーかなと思っていたけれど、終わってみれば、査定3件、説明会1件、別の商談1件、という忙しい日になりました。最初に査定でお会いした方は今まで何度か電話でやりとりした方でした。建設業をされているということを伺っていたのですが、実際にお会いして、詳細をお聞きすることになりました。

査定でお客さんの仕事のストーリーをうかがう

20代のころ、働いていた現場で、元請けの社長に「人がいないから来てくれ」と言われ、東京にやってきて、それから17、18年働いた末にやめて、独立したとのことでした。びっくりだったのが、そのやめ方がエグかったのです。パワハラ、暴力はあたり前のこと、給料未払いもあったり、挙句の果てには、会社に現金が足りなくなって、融資の受けたときに、保証人にならされた(?)とかもあったようでした。まったく人を大事にしない人で、「自分がやめたら困りますよね」と言ってやったら「まったく困らない」というので、じゃあ、やめてやる、と言って次の日に現場から上がってきたというのです。会社の役員にもなっていた人にそういう対応をするのかとびっくり。

どんな苦境に立たされていたか?

さらに問題は続きます。その会社はまもなく倒産。返済もままらなかったようで、保証人であるその人のところに督促がきました。いわゆる債権業者との対応に追われたり、ローンを組もうと思ったら組めず、リストに乗っていることを実感したといいます。法的には、返さないほうが悪い、ということなのでしょうが、その会社の社長さんとの関係はホントに最悪なものだったのだろうなと思います。その後もカードが作れなかったり、ガソリンやETCだけ使えるカードを高い手数料を払ってようやくもてるようになった話とか。



中小企業の経営者のリアルな、タフな経験

こういう生の話は聞けるようで聞く機会はあまりないですが、査定の場で伺うと、自分は恵まれていると思いますし、今後何かあったときに気持ちの準備みたいなものが少しは(ほんの少し)は出てくるような気がします。中小企業の社長さんは、とにかくその人のバイタリティと決断力で会社が成立している世界なので、経営手法として特別なものはありません。それがゆえにメディアにも露出することが少ないのですが、こういう話を査定の現場で聞かせてもらうことで、自分が強くなった気さえします。貴重な機会だなと思うのです。

自分だったらどう対応するか?

そのお客さんは、「査定に来る、若いやつに話してもねえ」とぽつり。「コールセンターのおねえちゃんのところはすべて断った」と言ってました。誰でも聞くことはできるはずですが、自分ごととして捉えるかそうでないかは聞く姿勢に現われているのは当然のことだと思います。そのお客さんの話は「自分だったらどうするか」を想像しながら聞くと、心穏やかになれないし、人生いろいろなことがあるなともい知らされるのです。

まとめ

午前中にその話を聞き、午後もたびたびその話が頭をよぎりました。査定額については、「まあ、そんなものだよね、次の車も探しているから、だいたいの予算だけわかれば」と。これからおつきあいさせていただくことになりましたが、今後もその話を少しずつ聞けることになりそうです。リアルな経営者の声が聞けるのはホントありがたい仕事だなと思います。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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