【買取業】買取業が簡単そうに見えて意外と難しい理由
車業界の中で、買取の分野は特殊だなと思うことがあります。それは説明会で気付かされることが多いのです。まずは(1)商品を自分がもっていないこと、(2)お客さんはネットを使えば売却先は簡単に見つかること、(3)買取ができただけでは商売にならないこと、などが大きな特徴でしょうか。
商品を自分がもっていないこと
買取でいう商品は言うまでもなく、お客さんの車です。その車の背景を知るにはまず訊かなければなりません。質問する、ということです。もっと言えば、好奇心をもって質問するということが求められているのです。説明から入る他の分野とは大きく違う点です。「なぜ」売却するのですか?「いつ」売却するのですか?「いくら」で売却するのですか、をスマートに聞く必要があります。事業をスタートさせると、これが思ったより難しいなと思う人も多いかもしれません。
ネットを使えば売却先は簡単に見つかること
また売却先はネットを使えば簡単に探すことがあります。信頼できる整備工場を探すことは大変かもしれませんが、一括査定サイトなどを使えば、クリックひとつで多くの業者とコンタクトすることができます。それが信頼できるかどうかはその時点ではわからないのですが、少なくとも多くの選択肢を手に入れることができます。そこで問われているのは、その中で、「なにかが違う」と思ってもらうということだと思います。
買取ができただけでは商売にならないこと
この仕事は買わせてもらうのも、売るのも大変だなと思うこともしばしばです。競合他社の中から自分のところを選んで売却していただいただけでは、利益は確定しません。オークションでいくらで売却できるかわからないからです。相場や目安はあるものの、セリの世界はやってみないとわからないところもありますし、予想外の結果になることもあります。赤字になることもあるのです。赤字になることがわかっていて買い取る人はいないにもかかわらず結果としてはそうなってしまうこともあるのです。これがややギャンブルっぽいなと思わせる要因でもあります。
まとめ
これらの3つの特徴が意外と難しいなと思わせる大きな要因だと思います。思ったより買えない、というときは、ここに立ち返るようにしています。ただ、最終的には、自身が商品ということなのかもしれません。ありきたりですが、感謝の気持ちをもって、お客さまに寄り添うことは絶対必須だし、それを研ぎ澄ませると、自社都合ばかり他社とは自ずと違いがでてるものと思っています。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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