【買取物語Vol.70】平成13年 トヨタ ハイエース

「100系のハイエースは今でも人気なんですね」とお会いしてすぐにお話しいただいたSさん。内装業のお仕事をされていて、仕事でこのクルマを使われていたそう。お金と時間をかけて乗ってきて、今でも絶好調なのだけど、とはいっても、買い替えどきかも、という気持ちが芽生えて、ディーラーに駆け込んだところ、すぐには注文を受け付けてもらえなかったのだけど、まもなくして在庫を回してもらえることになった、という。そこですぐに契約、先日納車されるとのことで、それまでお乗りのこのクルマを引き取らせてもらうことになった。

クルマが好きすぎてガレージハウスへ転居

Sさんは一括査定サイトからのお申し込みだった。査定時にそれまでにお金をかけたところをお話いただいた。とっても気にいっている様子がわかった。それはそのはずで、20年以上も乗り続け、距離は35万キロ近くになっていた。「まだまだ十分乗れそうだだけど」と言いつつも、同時に「乗り換え時」を感じていた様子。ここまで乗れば、乗り切った感じがすると思った。自分にはそんな経験はないけれど。一台のクルマにそこまで乗り続けるというのは、なかなかないことだと思う。しかも、次のクルマもハイエースだ。今までのクルマもセキュリティにお金をかけていたけれど、今度のクルマもさらにお金をかけて強化したという。しかもガレージハウスを探していて、見つかったので、そこに転居したという筋金入り。「今までは実家の近くだったけれど、手頃なガレージハウスがあったから、縁もゆかりも無いところに住むことになったんだよね」。

惚れ込んだクルマを手放すとき

ここまでハマるのは幸せだと思う。惚れ込んだ証拠。こういう人たちと会えるのもおもしろい仕事だ。引取日当日は、局地的に激しい雨が降っていたところに電話がかかってきて「迎えに行きましょうか」と言っていただいた。「いやいや、あと5分でつくので」と私。お会いしてからは、「一括査定サイトの業者たちがものすごくしつこくて、、びっくりですよ。しかもまだ売っていないというと、どんどん金額を上げてくるし。それだったら最初から言えよ、とおもっちゃうんだよね」。はじめ安めの金額からスタートし、難色を示したら上げていくというのはよくあることだ。「そのことで頑張っている」感を出したいのだろうけれど、それは逆効果の場合もある。Sさんはそんなタイプだった。

まとめ

最後は「これからもおつきあいをよろしく、今度のハイエースを売るときもまた連絡しますね」「20年後ですね!」「そこまで仕事してたくないな〜笑。もっと早めに連絡したい」。そんな会話をして引き取ることになった。なんとなく気の合う人とそうでない人がいる。前者のほうが少なくのだけど、ひとりでもいることが励みになるし、自信につながる。これが個人事業としての買取業の生き残り術なのだ。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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