【買取物語Vol.76】平成16年　トヨタ　シエンタ

川崎にお住まいのKさんからのご依頼。「廃車にしたいのだけどオイル漏れがある」とのことで伺いました。伺ってみると、道路にある突起物？に乗り上げたとかで、アンダーカバーはハズれていて、オイルパンが凹んでいましたオイルも少しずつ漏れていて、駐車場に少したれてきていました。「息子が運転していたのですが、こんなところに突起物があるとは？！役所に危険であることを伝えたんです」と言います。状況はよくわからないかったですが、そんなところに災難があるのだと思い知らされました。

パワハラで退職

聞けば、その息子さんは、就職していたのですが、パワハラで会社を辞めたと、対応していただいたお母様が伝えてくれました。その会社は車のディーラー。話を聞けばひどいもので、今どきそんなことがあるのか、と思うレベル。でも自分が知らないだけで、そういう会社は普通に存在しているのだろうと思います。今転職中なのですが、研修期間で辞めたことがマイナス評価につながって、次がなかなか見つからないとも。そういう経験があってやめた会社の影響は、やめただけでは終わらないことを思い知らされます。

人の気持ちがわかるのが大きな財産

とにかく諦めないで、と、楽しんでほしいと伝えました。何も出来ないけれど、ちょっとだけ今の心境は理解できるかもと思いました。世界は閉ざされていて、明るい光がみえない。世の中の人たちは自分をまったく理解してくれない。今後の自分はどうなるのだろうか。そんな不安を感じているのだろうと思ってお話をしました。自分は会社を辞めたときはそんな心境だったのです。まだまだ若いし、この経験は絶対に無駄にはならないと思います。今後同じような経験をしている人に出会うこともあるわけで、そういう人たちに気持ちがわかるというのは誰かのお役に立てる可能性が高いのです。

まとめ

車はエンジンオイルが少し漏れているとはいえ、自走できると判断して、乗って帰りました。バッテリーも弱くなっていたので、ジャンプスターターでエンジンをかけましたが。他社は、何事もなく無事に帰れたら、という条件付きで査定金額を出してきたと教えてくれました。査定額がつかないところもあったとか。自分としてはそんなことはできないと思って、その状況を見て、この先どうなろうとこちらで対応するという条件で、お支払いして引き取らせていただきました。今回もよい出会いがありました。この仕事はおもしろいのです。

ハッピーカーズ大田田園調布店／有限会社ソーシャルキャピタル　吉田（07054555708）

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〜小規模事業の集中と分散の極意〜