「自分でやった方が早い」が組織を弱くする
考えない社員を量産してしまう組織には、ある共通点があります。
それは、社長が誰よりも優秀で、誰よりも喋っていることです。
議題も、方向性も、課題も、結論も。
すべて社長が決める。社員はただ座って、「正解」が降ってくるのを待つようになる。
会議室は、いつの間にか「教室」になってしまうんです。
社員の能力が低いわけではない
でもこれは、社員の能力が低いからではありません。
むしろ逆です。
社長がプレイヤーとして優秀すぎるから起きる現象なんです。
自分でやった方が早い。自分で判断した方が正確。
経営者なら、誰しも一度は通る感覚だと思います。
実際、起業初期はそれで伸びます。トップの熱量と行動量が、
そのまま会社の成長速度になるからです。
成功体験が「組織の天井」になる
でも、組織が大きくなろうとするタイミングで、
その成功体験が壁になることがあります。
社長が全部考える。
社長が全部決める。
社長が全部修正する。
すると社員は、「自分で考える必要がない」と学習していきます。
最初は頼っていたはずなのに、いつの間にか「指示待ち」に見えてくる。
でも実際は、考える余白を奪っているのは、社長自身だったりする。
一人で戦う力と、組織を動かす力は違う
一人で戦場を駆け抜ける力と、陣を敷いて軍を動かす力は、使う筋肉が全く違います。
個人の優秀さが、そのままチームの強さになるわけではない。
ここを切り替えられるかどうかで、
組織の未来はかなり変わると思っています。
マネジメントは「型」
マネジメントは、才能というより「型」です。
判断基準をどう渡すか。
どこまで任せるか。
どこで線を引くか。
その設計次第で、社員は自分から動き始める。
逆に、
社長がずっと前線で叫び続ける組織は、
短期では強くても、長期では疲弊しやすい。
社長だけがボロボロになり、社員は静かに思考停止していく。
社長の声が静かになるほど、組織は強くなる
だから最近は、「どれだけ喋るか」より、
「どれだけ考えさせられるか」の方が、
経営では大事なんじゃないかと思っています。
社長の声が静かになるほど、組織は自律し、強くなっていく。
これは、小規模事業ほど大事なことだと思っています。













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