「残債が多いから売れない」は本当に正しいのか

車の査定をしていると、「ローン残高の方が高いので、まだ売れないです」
という相談は本当に多いです。
たしかに、買取金額(=入ってくるお金)より残債(=払うお金)が多いと、
心理的にはかなり動きづらい。
でも、実はここに「落とし穴」があります。

残債が多い=頭金を多く入れていない。

まず前提として、残債が多いということは、
「まだローン初期」
であるケースが多い。つまり、
車の価値が大きく落ちる前のタイミングでもあります。
ここで、「もう少しローンを減らしてから…」と考えて時間を使う。
するとどうなるか。

ローン残高は減るけれど、
車の価値も同時に下がっていく。
しかも車は、あるタイミングから価値の落ち方が加速します。

・年式が切り替わる
・モデルチェンジ
・保証切れ
・走行距離増加
・輸出規制変更
・故障リスク

こういう要因で、
一気に査定状況が変わることもあるのです。

「残債を減らしてから売る」が正解とは限らない

もちろん、ローンをしっかり払うことは大切です。
ただ、「残債を減らすために売却を遅らせる」という考え方が、
結果的に損につながるケースも多かったりします。

特に最近は、
・金利上昇
・保険料上昇
・維持費上昇
・相場変動
も重なっています。「今の車を長く乗れば得」とは、
単純に言えなくなってきています。乗り潰す覚悟があるかどうか。
この先買い替えを考えているのであれば、
「残債が減るのを待つ」ことがホントに正解なのかを考える必要があります。

大事なのは「どこでリセットするか」

残債に縛られて、動けなくなる人も多い。
でも、どこかで整理しないと、同じループが続きます。
・価値が下がる

・残債との差が埋まらない

・さらに乗る

・さらに価値が下がる
この流れ。

もちろん、無理に売る必要はありません。
払えないものは仕方ない。ただ、
「残債がある=動いてはいけない」
ではないです。

まとめ

本来、買い替えは、「ローン残高」
だけではなく、
・今の相場
・今後の値落ち
・維持費
・生活環境
・次の欲しい車
まで含めて考えるものだと思っています。
車は、「残債」だけで見ると苦しくなる。でも、市場全体とタイミングで見ると、
見え方が変わることもあります。

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