【車売却】「UAEで何が起きても、日本の査定には関係ないですよね?」
先日、査定中にお客様からこんな質問をいただきました。
「UAEで何が起きても、日本で車を売るのとは関係ないですよね?」
たしかに、そう思われるのも自然です。
日本で車を売るのだから、日本の相場だけ見れば十分に感じます。
でも実は、中古車市場は世界とつながっています。
今日は査定のときにお話しした内容をご紹介します。
日本で買われた車は、世界へ旅立っていきます。
日本の中古車は、日本国内だけで売買されているわけではありません。
毎年、多くの車が海外へ輸出されています。
その中でもUAE(アラブ首長国連邦)は、とても重要な国です。
「UAEの人が日本車をたくさん買うから」。
もちろん、それもあります。
でも、本当の役割は少し違います。
UAEは「ゴール」ではなく「中継地点」
ドバイには世界有数の港があります。
日本から輸出された車は、まずUAEへ運ばれ、そこからアフリカや中東、中央アジアなど、さまざまな国へ再輸出されます。つまり、UAEは日本車の物流ハブです。
もし、その物流が止まればどうなるでしょう。
日本で買った車を予定どおり海外へ届けられなくなります。
輸出業者は在庫を抱えます。すると、新しく買い付けるペースを落とします。
その結果、オークションの応札が減り、相場に影響が出てきます。
そして、その相場が査定価格へと反映されます。
ニュースは点ではなく、流れで見る。
私がお客様にお伝えしたのは、この流れです。
世界で出来事が起きる→物流や為替が変わる→輸出業者の買い方が変わる
→オークション相場が変わる→査定価格に影響する。
この順番を知っていると、ニュースの見え方が変わります。
だから私は毎日、為替だけでなく、輸出先の動きや世界情勢も確認しています。
「相場」ではなく「市場」を見ています。
査定の現場では、「今いくらですか?」と聞かれることがよくあります。
もちろん金額は大切です。でも、それ以上に大切なのは、
「なぜ、その金額になっているのか」。
その理由を知ることだと思っています。市場には必ず理由があります。
世界で起きた出来事が、いくつものプロセスを経て、日本の査定価格へ届いています。
だから私は、車だけを見て査定するのではなく、市場全体を見ながら査定しています。
今日の判断基準
査定価格は、突然変わるわけではありません。突然変わったように見えたとしても前兆や過去との因果関係が
あるものです。世界の出来事が、物流を動かし、輸出需要を変え、オークション相場を経て、査定価格へ届く。
その「つながり」を知ることが、後悔しない車の売却につながると私は考えています。













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