【買取物語Vol.25】平成7年 トヨタ ランクルプラド
先日、K様より引き取らせていただきました。「好きなクルマで乗っていたけれど、車検が近くなって、修理費かかりそうだなあと思って。前回車検のときにもいろいろ直したので」と売却理由を最初にお伝えくださいました。この年式のクルマになると、不具合はいろいろ出てくるものですが、気に入っていたので、乗り換える決断が鈍くなるのも事実ですが、Kさんは、テスラへの乗換えをキッパリと決めたようでした。
売却先選びが大変^^;
話を聞くと、売却先選びが結構大変だったみたいです。「一括査定に申し込んで、電話がたくさん来たのは想定の範囲内だったけれど、各社とも粘って粘って大変でした」と。どの業者も他社の金額を聞きたがり、それを伝えれば、「それより上の金額で上司に掛け合ってみます」との連続。どんどん上がっていったと言います。怪しさと何がホントだかわからず、ウチに声がかかりました。僕が最初から駆け引きは嫌いなので、とお伝えして、金額をお伝えしたら、「それでお願いします!」ということになりました。売却先が決まったら、「引取りはいつでもいいですよ」というのもKさんらしかったです。翌日に引き取らせていただきました。
その場で支払って引取完了
各社にお断りの電話を入れたら、金額は聞くことはもちろんのこと、ホントにその業者に売るのですか?契約書などみたほうがいいですよ?とか、そんなに高く売れるはずがない?など、嫌がらせのオンパレードの様子。そんなものです、この業者の人たちは。こちらは小規模事業のオーナーなので、人生がかかっているといっても過言ではありません。信頼で商売させてもらっていることは、彼らにはわからないのは当然のことかもで。売らない人には脅かししかしない人種ですから。とある業者が「支払いが大丈夫か確認したほうがいい?」と言われたので、ウチはその場で払いますよ、とKさんにお伝えし、引取のときに、スマホから送金し、着金を確認してからその場を去りました。脅かすぐらいだったら、自分のところもそれぐらいやってほしいものです。いつ支払ってもらえるのか、は売る側にとってはとっても大事なことだと思うのです。
お客さんから学ぶ仕事
いつものことではありますが、今回もそんな話を聞かせていただきながら、僕としてもよい取引きをさせていただきました。こういう決断は早くしないといいことはないのかもと改めて思わされました。お客さんから学ぶことが多い仕事なのです。売ればいいというものではありません。決断しないまま、人を振り回すことがよくないなと思うのです。
まとめ&余談
引取後に、オークション会場に用事があったので、そのまま乗っていきました。そこで用事を足していたら、外国人が近寄ってきて、「このクルマはあなたのか?」と話しかけてきてからいろいろ会話が始まりました。その人は「アブダビ出身、いまはドバイにいる人で、クリーニング業をやっている、日本には視察目的で1ヶ月ぐらい滞在予定。クルマのほかに日本のスイーツなども興味あり。日本のもので仕事がしたい」などのことがわかりました。このクルマの写真撮っていいかと聞いて、写真も動画も撮っていました。最後には、連絡先を交換して、「ドバイに来ることがあったら、連絡してね、僕もまた日本に来るときに教えるから」と。フレンドリー&アグレッシブなのは向こうの人ならではではありますね。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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