【車買取業者の気持ち】査定現場で思うこと。気分を上げる人と…
先日、査定に伺ったら、会社の経営者さんでした。30歳前にして、15人ぐらいの社員がいるとのこと。いろいろ大変だけど、将来、もっともっと大きくなって、有名になりたい、と語っていました。車は、必要となれば、査定額なんか気にせず気に入った業者さんに売りたいし、価格を気にせず好きな車に乗るのが夢だ、と。そんな話を聞いているうちに、こちらもワクワクしてきました。それがこの人の魅力なんだろうなと思いました。
コロナ禍の経営者の苦労
ただ、コロナのときは、まったく仕事がないのに、給与は出さなくてはいけないし、そのために、金融機関を走り回り、これがいつまで続くのだろうか、とめちゃくちゃ不安になったともおっしゃっていました。こういう経験をしている経営者は多いと思います。「なんとか生き残れて、より強くなったような気がする。使えないやつはやめてもらいますし」「使えない、というのは、仕事ができないことではなくて、根性が曲がっているやつのことを言っているんです。仕事に向き合わないというか。あと業者に対して、上から目線のやつも絶対にダメです。なんで協力してもらっていると思えないのか。そういうやつのことをみると、ホント根性が曲がっているって思うんですよね。サラリーマンを長くやってきた人は難しいですね。毎月もらえる給与が当たり前に思ってる」と。
人の素性を見る。根性が曲がっているかどうか?
よくタクシーに乗ったときや、コンビニでの対応でその人の素性がわかる、とかいいますが、そういうことを言っているんだろうなとも思いました。ウチらは、業者なので、お客さんの対応がホントマチマチだということを実感します。このお客さんのように、ワクワクさせる人もいますし、ホントに不快にさせる人もいます。こちらとしても「いなす」術を身につけているので、不快に感じる人は多くはないですが、乱暴だな、めんどくさいなと思う人の割合は、やっぱりサラリーマンが多いかなとも思います。思うようにいかないことを不快と思わないようにする、というのはこの仕事での大きな努力だと思います。慣れが大事ですが、そのことにちゃんと向き合わないと、やっぱり成長しないと思うのです。感謝の言葉を伝えないとか頭を下げる人が嫌いだと難しいなと思います。「根性が曲がっているやつ」なんですよね。
楽しい査定現場・そうでない現場
査定の現場で、こんな話を聞かせてもらえる人とさっさと帰りたくなる人がいるもの事実です。同じ仕事をしていても、まったく違った感情にさせられます。人それぞれだし、相性はあるものだと感じさせられる仕事なのです。相性の合わない人と無理して付き合おうとすると無理が来るし、長いお付き合いはできないと思うのです。そんなこと考えずに、「今、この車を高く買ってもらえればいいのだよ、はやくして、いくら?もっと高くならない?」みたいな姿勢が透けて見える人とは距離を置きたいなと思いました。
まとめ
このオーナーさんとは車の買取とは関係なく、今後もお付き合いさせていただきたいなと思いました。ホントに多くのお客さんと出会えることが魅力ですが、相性の会う人ばかり会うことなどありえません。そうでない人ともお会いするから、気の合う人と出会ったことに感謝に気持ちが湧くのです。何事も、当たり前になったら、感謝の気持ちはなく、成長も止まる、ということですね。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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