【買取物語Vol.10】平成14年 ディアマンテ(F34A)

先日引き取らせていただいたのは三菱ディアマンテ。ちょっと懐かしい車だった。大学生のころ、三菱自動車のディーラーでバイトをしていたことがある。港区の営業所で、車検や修理の引き取りや納車の仕事だった。ディアマンテはバイトでは乗ることのできない車だった。当時はパジェロ人気がすごかったと思う。パリ・ダカール・ラリーで篠塚さんが活躍していたころだ。サラリーマンドライバーだったのが驚きだ。

この車のオーナーさんは、会社の社長さんだった方。平成14年に新車で購入。いわゆるワンオーナーカー。21年間乗ったことになる。仕事の付き合いで買ったというこの車だったけれど、これだけの時間を一緒に過ごせば決断にも時間がかかるのがふつう。その経緯を聞くと「最近は別の車を買ったので、そればっかり乗ってしまって。この車は年間2000キロぐらいしか走っていなかったので、もういいかなと」。

売却は息子さん(現社長)のお嫁さんに対応してもらった。とても明るい方で、家業の会社の経理や事務的なことを担当していらっしゃる様子。オーナーさんは義父に当たるのだけど、査定のときは、実の親と思うぐらいの仲の良さ。今は代が変わり社長夫人だ。「何社か査定に呼んだけど、他社は特に質問もなく…」と選んでいただいたことに感謝だ。こういう車にも出会えるのがこの仕事の面白さだ。たぶんこういう車にはもう会うことはない気がする。

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