【車買取】「査定額は48時間有効」:営業トークの裏側

他社の査定員の話をお客さまから聞くことがあります。同じく自分の話も口にしていると思うからこそ、襟元を正さなければと思うのです。お客さんの後ろには、自分たちの目には見えないけれど、多くの人たちがいて、いろんな人たちに伝言されるということを意識しておかなければならないと思うのです。

「この査定額は48時間有効です」

先日伺ったお客さんから聞いた話なのですが、前に来た会社の人が「この査定額は48時間有効です」と言われました、とやや困惑気味に言うのです。この業界には「あるある」の話ですが、少し年配の人たちにとってはびっくりするのも無理はありません。「とっても若い子でそんなに押しが強いとは思わなかったのですが」「そういうマニュアルなんでしょうね」。こちらが特に何を発することもなく、聞くことで気持ちは収まるというものです。



新規顧客を獲得し続けざるを得ない大手の営業マニュアル

若い社員を教育するためにはマニュアルが必要なのは間違いないですが、そのマニュアルにそんなことが書いてあるとしたら、リピートは生まれないと思うのです。勢いにまかせれば、一回買取ることには成功するかもしれませんが。そういうトークは大手の査定員に多いというのが自分の印象ですが、それが会社の力、看板の力ということなのでしょうか。ただ、リピートが少ないということは、顧客獲得コストは減らないことを意味します。むしろ競合が多くなって、より広告宣伝費をかけなくてはいけない状況になっているかもしれないとも思うのです。ノルマもどんどん増えていく一方でしょう。

まとめ

個人事業主の我々も大変ですが、マニュアルだからと、キャラとはまったく違ったトークを言わされるのも大変だなと思ったりもします。個人事業でリピートを生むためには、「48時間以内」とか「今日だけ」という言葉は絶対にNGだと思っています。小規模事業者としては、長い目で見たら、自分の自然体でお話したほうが、事業として成立しやすいと思ったりもします。他社の話を間接的に聞くにつれ、自分のやるべきこと、言うべきことが見えてきます。他人のふり見て我がふり直せ、ということですね。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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