リセールが良くないと、車を買い替えられない時代
中古車の査定をしていると、最近よく感じることがあります。それは、
「次の車に乗り換えたいけれど、今の車のリセールが弱いと動けない」
という人が本当に増えていることです。
以前は、車は「消耗品」という感覚も強かったと思います。
もちろん今でもその側面はあります。
ただ、現在の車市場は少し変わってきています。
家計の意思決定としての買い替え
新車価格の上昇、円安、インフレ、金利、維持費など。
生活コスト全体が上がる中で、車の買い替えは「趣味」だけではなく、「家計の意思決定」に近くなっています。だから最近は、「この車、リセールどうですか?」という質問が本当に増えました。
これは単なる投資思考ではなく、「次に乗り換えられるか」
という現実的な感覚だと思っています。
現実の問題:次に乗り換えられるか
実際、中古車市場ではリセールによって差がかなり出ます。
ここで何度も書いているように、人気車種、輸出需要、装備、色、タイミング
これらで数十万円単位の差になることも普通にあります。
一方で、ここが難しいところでもあります。
リセールだけを考えると、乗れる車はかなり限られてしまう。
本当はセダンに乗りたい。
欧州車に乗りたい。
趣味性の高い車に乗りたい。
でも現実を考えて、リセールの強いSUVやミニバンを選ぶ。
そういう人も少なくありません。もちろん、リセールは大事です。
でも個人的には、「乗りたい車に乗れること」
も同じくらい大事だと思っています。
車は単なる移動手段ではなく、生活の一部だからです。
家族との時間、通勤、旅行、趣味、ひとりになれる空間
いろんな思い出が積み重なる。
まとめ
だから中古車の査定という仕事は、単なる価格提示ではなく、
「その車の価値をどう考えるか」に近い仕事だと感じています。
リセールも現実。でもロマンも大事。そのバランスをどう取るか。
最近の中古車市場を見ていると、そこに時代の雰囲気を感じられるのです。













コメントを残す