なぜ私は「ちょっと変わった買取屋」を目指すのか

業界への違和感

車買取という仕事を始めてから、ずっと違和感がありました。
「今日だけの金額です。」
「他社より高く買います。」
「今決めてください。」
もちろん、それがすべてではありません。
でも業界には、こうした営業スタイルが少なくありません。
他社が出した金額に少し上乗せして契約を取る。
その繰り返しを見ているうちに、私は考えるようになりました。
この仕事は、本当にお客様の判断を支える仕事になっているのだろうか。

私は車を買いたいわけではない

もちろん買取が仕事です。
でも本当にやりたいのは、
後悔しない判断を増やすこと。
だから、
査定金額だけではなく、
その判断の根拠も提示することにしています。

オークション相場はもちろん
輸出も、海外情勢も地政学も
目の前の1台の金額に反映されています。
お客さんがそんな裏側を理解することによって
後悔しない判断を増やしたいと思っていて
判断基準も発信しているのです。

査定とは、金額を伝える仕事ではありません。
市場で何が起きているかを伝える仕事でもあります

なぜそんな考えなのか

私はかつて出版社で編集者をしていました。大学の講師もしていました。
学生時代は、哲学を学び、
イギリスの大学院ではメディアコミュニケーションを学びました。
当時は「まさか買取業に生きる」とは思っていませんでした。
でも今振り返ると、全部つながっています。

書籍という市場を見ながら企画を考えること。
市場と読者をつなぐこと。
複雑なことをわかりやすく伝えること。
読者が判断しやすい形に編集すること。
気がつけば、編集も買取も、本質は同じでした。

一石を投じたい

私は業界を否定したいわけではありません。
でも、
「高く買います」。
だけでは、
業界は変わらないと思っています。

私が変えたいのは、買取業ではありません。
車を売るときの「判断の質」です。

市場を知ること。
判断基準を持つこと。
その情報がもっと広がれば、
売る人も、
買う人も、
業者も、
もっと良い市場になる。
そんな思いで発信を続けています。

まとめ

私は、ちょっと変わった買取屋を目指しています。
車を買うだけではなく、
市場を見て、
人の判断を考え、
判断基準を届ける。
市場を見るとは、価格を見ることではありません。
人の判断を追い、その背景を理解し、次の判断につながる形で翻訳すること。
そんな仕事があってもいいと思っています。

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