【車買取業】市場を見るとは、人の判断を追うこと
前回、「市場とは、人の判断が交差する場所」だと書きました。
では、市場を見るとはどういうことでしょうか。
私は毎週オークションを見ています。
査定では、お客様と話をします。
世界のニュースにも目を通します。
一見すると、バラバラのことをしているように見えます。
でも、私の中では全部つながっています。
価格は結果でしかない
オークションで価格が上がる。輸出台数が増える。人気車種が変わる。
これらはすべて結果です。
その前には、必ず誰かの判断があります。
「この車が欲しい」。「今は買わない」。
「この価格なら仕入れよう」。
市場とは、そうした無数の判断が積み重なってできています。
市場を見るとは、人を見ること
私は価格を覚えたいわけではありません。
本当に知りたいのは、
「なぜ、その判断をしたのか」
ということです。
目の前のお客様、販売店、オークションのバイヤー、海外の輸入業者。
それぞれ立場は違います。
でも、全員が何かを判断しています。その判断の背景を理解したい。
だから私は市場を見ているのです。
判断は世界とつながっている
日本の中古車市場は、日本だけでできているわけではありません。
UAEの需要、タンザニアの暮らし、ロシアの情勢、円安や物流。
世界で起きている出来事が、一台の車の価格につながっています。
だから市場を見るとは、世界を見ることでもあります。
学び続ける理由
私は車だけを勉強しているわけではありません。
マーケティング、消費者行動論、心理学、哲学。
どれも共通しているのは、
「人はなぜ、その判断をするのか。」
という問いです。
市場を理解するには、人を理解する必要があります。
だから学び続ける必要があるのです。
ただ単に数字を出すことはしません。
私が目指したいこと
私は評論家ではありません。毎日査定をし、毎週オークションを見ている買取業者です。
だからこそ、世界で起きていることを、目の前のお客様の判断につなげて考えたい。
市場を見るとは、価格を追うことではありません。
人の判断を追い、その背景を理解し、判断基準として翻訳すること。
これが、私の目指す仕事です。













コメントを残す