なぜ、その車を選んだのか。100人の経営者に聞いてみたい

車の買取という仕事をしていると、本当にたくさんの車に出会います。
高級車もあれば、軽自動車もある。
新しい車もあれば、20年以上大切に乗られてきた車もある。
最初の頃、私は当然のように「車」を見ていました。
年式は何年か。
走行距離は何kmか。
グレードは何か。
装備は何が付いているか。
そして、市場ではいくらで取引されているのか。
相場を知りたかったからです。
ところが、何百台、何千台と市場を見て、お客様と話をしているうちに、少しずつ興味の対象が変わってきました。
車よりも、その車を選んだ人のほうが面白い。
そう思うようになったのです。

同じ車を選んでも、理由はまったく違う

「家族が増えたから」
「仕事で使いやすいから」
「昔から憧れていたから」
「リセールがいいから」
「長く乗れると思ったから」
「単純に、このデザインが好きだから」
同じ車を選んでいても、その理由は人によってまったく違います。
逆に、まったく違う車に乗っている二人が、話を聞いてみると同じような価値観で選んでいることもあります。
そこで見えてくるのは、車そのものではありません。
その人が何を大切にして、何を捨て、最後に何を決め手にしたのか。
つまり「判断基準」です。

経営者に聞いたら、もっと面白いのではないか

そんなことを考えていたとき、「100人の経営者に話を聞く」という企画をSNSで見かけました。
面白いなと思いました。
そして、すぐに考えました。
これを車からやったらどうなるだろう。
経営者100人に、
「あなたは、なぜその車を選んだのですか?」
と聞いてみる。
高級車に乗っている必要なんてありません。
車に詳しい必要もありません。
むしろ私は、車のスペックについて詳しく聞きたいわけではありません。
なぜ、その車だったのか。
他にどんな選択肢があったのか。
何を優先したのか。
何を諦めたのか。
最後は何が決め手になったのか。
そして、その選び方と、仕事や経営における意思決定には何か共通点があるのか。
そんな話を聞いてみたいのです。

車は、その人を知る「入口」になる

車は面白い存在です。
実用品でもあり、趣味でもあり、仕事道具でもあり、ときには資産でもあります。
価格も数十万円から数千万円まである。
合理性だけでは決まらないし、感情だけでも決まらない。
だからこそ、
「なぜ、その車を選んだのか?」
という問いから、その人自身が見えてくるのではないかと思っています。
この企画で紹介したいのは、車ではありません。
人です。
もっと言えば、
その人が持っている判断基準です。

私自身も、100人から学びたい

私は最近、「判断基準」という言葉をよく使うようになりました。
もともとは中古車市場を理解するためでした。
市場を見ていると、数字の向こう側には必ず人の判断があります。
買う人がいる。
売る人がいる。
待つ人がいる。
今しかないと動く人がいる。
その無数の判断の集合が、市場をつくっています。
そこから私は、車を売るときだけでなく、仕事でも経営でも人生でも、判断基準を持つことが大切なのではないかと考えるようになりました。
だからこの企画は、誰かに何かを教えるためだけの企画ではありません。
私自身が100人の判断基準を学ぶ企画でもあります。
100人に会ったあと、自分が何を考えているのか。
それも楽しみです。

100人の経営者に聞きます

企画名は、そのままです。
「100人の経営者に聞きました! あなたは、なぜその車を選んだのか?」
一人45分程度。
オンラインでお話を聞かせてください。
愛車の話から始めて、仕事、経営、人生の話まで少し寄り道するかもしれません。
そして、一人ひとりのお話をXとブログで紹介していきます。
100人いれば、100通りの車がある。
そしてきっと、
100通りの判断基準がある。
車を通じて、人を知る。
人を通じて、判断を知る。
その判断を、また誰かの判断材料として届ける。
そんな連載を、これから始めてみたいと思います。

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