「検討中」から「決断」するには

事業をするのはお金がかかる。スタートするにはどのぐらいのお金がかかるのか。足りなければ、借りるか貯めるしかない。事業の内容がどんなに魅力的でも始めることはできないのは明白。ホントにやりたければ、何年かかってもやるものだけど、その間に人の気持ちは変化する。よくあるのは、もっと少ないお金でやれる仕事があるのではないだろうか、もっと儲かる仕事があるのではないだろうかと考え始め、結局「永遠の検討中」に入る、というパターン。フランチャイズのプラットフォームなどを利用すると、よりその傾向が強い。選択肢がありすぎて決められなくなるのだ。

選択肢が多ければいい決断ができる??

選択肢が多いほどよりよい決断ができるわけではないことはいろんな研究で明らかになっている。ランチに何食べようかな、みたいな決断は、適当に決めて失敗したところで影響はないけれど、人生の選択はどんどん絞っていかなければならない。そもそも興味のないものは排除すべき。どんなに儲かりそうな事業でも。時間をかけて、3つが2つに、2つから1つにしていくのが検討なのだ。車選びはだいたいこんな感じ。ただ仕事の「検討」は大抵の場合「判断停止」「先送り」とほぼ同義だ。

「今、分岐点に立っている」という自覚

事業をスタートするのに資金が必要だし、この仕事は買取資金も必要。これがないと仕事はさせてもらえない。未経験でも成功している人は多いけれど、資金が少ない人が成功している例はないのが現実。足りなければ借りるか、貯めるしかないのだ。借りることは勉強になるし、覚悟も決まると思うけれど、それこそ二の足を踏む人が多い。そう考えると大きな夢を見つつも、実際にスタートできる人は多くはないのだ。そこに人生の分岐点があると思う。検討しているうちにその分岐はもうなくなってしまうのだ。

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