その査定額はどれぐらいの時間をかけたものなのか?

先日のお客さんの話し。「ほかの会社にも査定をしてもらったのだけど、待ち時間が長くて。あれはどうにかならないのですかね?電話では20分って言っていたのに、実際は上司に確認とかで、3倍ぐらいかかっていて。それに対してまったく詫びるわけでもなく」。他社のことはいろいろ耳にするけれど、「他社のことはわからないですけど」と前置きしてお話するしかない。そもそも時間に対する意識の希薄さは会社員に特有のものだ。残業代などがあればあるほど長く仕事することはよいことになる。ただ、結果が同じであれば、短時間で終わらせたほうが優秀なのにも関わらず。なかなかそれを見ようとする人が少ないことで、できる人の不満は溜まっていくのだ。

査定の話しをすれば、短時間のほうがよいに決まっている、本来は査定する側にとってもお客さんにとっても。ただ、お客さんに言わせれば、査定時間にはかなりばらつきがあるという。しかも、時間に平気で遅れてきたり、契約するまでなかなか帰ろうとしない業者たちもいるとか。さもありなんな業界だけど、そんなことを個人事業でやってもまったく意味がないはず。やることをやってさっさと次の査定現場に行くことが最大のパフォーマンスを上げるための条件なのだ。

人はだれでも高い・安いには敏感なのがふつう。ただ、中にはそれはそれだけの時間をかけて得られるものか、という尺度の人もいる。「無料」は誰もを引き付ける魅力的なキーワードだけど、時間だけは、そうはいかない。有限な資源を消費しているのだ。短時間の査定で高いのが最高、長時間での査定で安い査定額はもっともさけたいことなのだけど、長時間かけて、安い査定額を高く思わせる人たちもいるのも問題だったりする。「長時間の拘束は勘弁してほしい」。こういう感覚を持ち合えわせているお客さんはすんなり決めてくれる。先日のお客さんも「スピーディーに対応していただきありがとうございます」と言っていただいた。最高の褒め言葉。こういうことがあるとお互いの時間を大事にしたいと思えるのだ。

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