【買取物語Vol.9】平成23年 オデッセイ(RB3)

Hさんから連絡をいただいたのは9月の下旬のこと。12月に新車が来るから11月ぐらいに連絡させてもらう、ということだった。その後ウチの予約システムから査定のご予約をいただいたのが、11月3日、引き取りは12月6日となった。ご自宅に伺って引き取らせてもらうのが通例だけど、「自宅から車を乗っていかれるのはちょっと…」とのことで、ウチの事務所まで乗ってきて来ていただき引き取りとなった。平成23年に新車で購入、12年間、13万キロ乗った愛情を感じる。丁寧にメンテナンスされている車だった。「他は大手3社に依頼したけれどどこも同じような対応で…査定に来ないところもあるし」。高級住宅街にお住まい方らしく、品があり、柔らかい物腰の方。今後は新車のZR-Vでゴルフにでかけたい、とのこと。お会いできてよかったなと思った。ガソリンがカツカツだったことに乗り始めて気づきは方向転換して最寄りのスタンドに駆け込んだけど。

ちなみに、引き取りのときにわざわざガソリンを満タンにしていただいた方がふたりいる。軽バンのSさんとカローラフィールダーのTさん。引取日を事前に決めているので、少しずつ補給しながら乗るのがふつうだけど、このお二人は「せめてもの気持ち」とのことで引き渡す前に入れていただいたのだ。なかなかできることではないなと思う。仕事は必ず「次の人」がいる。レストランに行って食べ終われば、下膳して食器を洗って元通しの場所に戻す人がいるし、書類を書けば、その書類で手続きをする人がいる。荷物を届ければ、それを待っている人がいる。車も同じ。我々の仕事は次に乗る人を探す仕事でもある。その人への配慮は忘れてはならないと思う。逆の例で言えば、ガソリンがほぼない状態で引き取り、最寄りのスタンドを検索して向かったけれど、50メートルぐらい前でガス欠になったことがある。スタンドの店員にお願いして押してもらった。この人は「ガソリンまったくないよ」と言ってもらったけど、次に乗る人のことを考えたら、もう少し残してもらってもいいよねと思った。ちなみにこの人はガソリンスタンドを経営していた人だと記憶している。

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