買取業者「売ることが決まったら査定額を出します」の謎

連日査定が続いています。真夏を思わせる日もあって、エンジンがかかっているエンジンルームに顔をつっこんで、中を見ることが辛くなってきます。たまたまですが、お客さんが同時刻に何社か買取業者を呼ぶことがあって、他社の営業マンがお客さんと話をしているのを耳にします。そこで不思議なコメントにたびたび遭遇します。



売るから査定をするのか?査定をするから検討してもらえるのか?

最大に謎なのが、「売ることが決まったら査定額を出します」というものです。売るかどうかを決めるために、オーナーさんは相見積もりを取ろうとすると思うのですが、そののぞみは叶えられないことになります。売ることが決まっていても、引取日が決まらないケースも同じです。業者は「相場はいくらでもお伝えできます。それはどの業者も見ているものは同じですけど」と判を押したように言っていきます。オーナーさんにとっては感じのいい言葉ではないよなと思いながら聞いています。どうしてそんなに自社事情しか言わないのだろうかと思います。査定をするから検討してもらえるのです。

買取業界の不思議

査定というのはそもそも物の価値を調べて金額を出す人のことを言います。査定に行かせてくれ、と言いながら、相手の意向がはっきりしないと金額を出さないのはどんな仕事なのかと思うのです。ベストプライスを置いて買えるという発想がないところが不思議です。モノを売る営業の場合、買うことが決まったら特価出します、と言っているのと同じことです。そんなことを言われて誰が買うのでしょうか。ただ、買取業者ではそれがまかり通っています。他社の査定員がそんなことをお客さんにまくしたてるように言っているのを聞くと、どこでもこんな感じで言っているのだろうなとも思います。相手によって変える必要のないワンパターントークですね。

まとめ

知人から、「車を売るときってまったくお客さん扱いされたことがない」と言っていたことがあります。「お客さんの様子を会社に伝え、会社からの金額を伝えるだけの仕事ですよね」と。また別の知人は、「タブレットで項目を押すだけの仕事」と言っていたこともあります。言いえて妙です。ウチらのように、自分で買取資金を出すとなったら、そんなワンパターントークになるわけがないです。後悔をしない売り方としては、このトークといかに向き合うかがポイントになるのです。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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