職業選択がそんなに大きなことではない理由

毎日後悔のないように生きるということを最近強く思うようになっている。今日と同じ日はやってこないよね、とか明日同じような日がくるとは限らないよね、とも。夜寝る前に今日の満足感を確かめたりしたくなるのだ。

どんな仕事に就くかより、どう生きるか

どんな仕事に就くかというのは、人生で大きなことなのだけど、でも長い目でみれば大きなことではないかもしれないとも思う。どういうことか?どんな仕事の就くかよりもどう生きたいかのほうが大きなテーマだからだ。仕事の選択は、その大テーマから中テーマ、小テーマにブレイクダウンする中で生まれてくる選択肢だからだ。目先のビジネスや儲け話で何をやるかどうかを決めることがナンセンスな理由がこれだ。職業人である前にひとりの人間としての生き方を考えるべきなのだ。

職業の転向は大きなことなのだけど…

とはいえ、自分の過去を振り返っても、この仕事への転向は大きなものだった。それは先の大テーマを考えなかったことがひとつ。もうひとつはよりよいものを選択するのではなく、選択したものをよりよくすることが当たり前の思考と気づかなかったからだ。さらに。今、思えば、それぞれの転機にはいつもキーパーソンがいる。このひとがいるからこの世界に入ったのだ、みたいな人が。その人を信じられるか、どうかの気持ちが弱かったし(自分でなんとかする、という気持ちも弱かった)、新たな世界に期待するものが大きかったからかなとも思う。簡単に言えば、他責思考だった。

「なんでこの仕事についたのか?」

今日引取の現場で、「なんでこの仕事についたのか?」ということを聞かれた。「めちゃくちゃ興味あります」と。そんなことに興味を持ってくれる人がいるのね、と思いつつ、答えたことが、「今考えるとなんでもよかったのですよね、それまでの業界でなければ」だった。大義名分がないと動けない人にはとんでもない回答かもしれないけれど、今自覚するのは、「なんでもよかった」というのは本音だ。ただ、FCは成功事例が身近にある。加盟してから「その人のことみたいになりたい」と思ったり、それゆえ、徹底的に真似をしたのだけど、その動機は、ただただ自分が選択したことに後悔したくない、という気持ちからだった。

まとめ

FCに入っても思うように結果がでない人たちはいる。それはお互いにとって良くないことだけど、現実としては起こり得ることなのだ。FCを本部vs加盟店として考えると、問題の本質を見誤る可能性が高い。そもそもそのFCを選んだのは自身だし、結果を出すべく全力投球したのか、どうかが問われるのだ。この気持ちさえあれば、職業選択はそんな大きなことではないように思えるのだ。

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