【世界から見る中古車市場③】ロシア市場はなぜ中国車だらけになったのか?

ロシアの新車販売ランキングを見ると、数年前とはまったく違う景色が広がっています。
かつて上位だったトヨタ、現代、起亜、ルノーなどの姿はほとんど見えません。
代わって並ぶのは、中国メーカーの名前です。
なぜ、ここまで市場が変わったのでしょうか。

戦争が市場を変えた

2022年のウクライナ侵攻後、多くの欧米メーカーや日本メーカーがロシア市場から撤退しました。
すると空いた市場に、中国メーカーが一気に参入。
いまでは中国車が販売ランキングの上位を占めています。
市場は、性能だけで決まるわけではありません。
政治や外交も、市場を大きく動かします。

「売れている」と「選ばれている」は違う

ランキングだけを見ると、「中国車が人気になった」
と思うかもしれません。でも、本当にそうでしょうか。
選択肢が限られた結果として、中国車を選ばざるを得ない人も少なくありません。
市場を見るときは、「何が売れているか」
だけでなく、「なぜ、それが売れているのか」まで考えることが大切です。

中古車市場も無関係ではない

日本の中古車市場も、世界とつながっています。
ある国の政策、経済制裁、メーカーの撤退
こうした出来事が、日本の輸出台数や相場にも影響を与えます。
だから私は、オークションの数字だけでなく、その背景にある世界の動きを見るようにしています。

市場を見るとは、世界を見ること

一台の車の価格には、世界中の出来事が映っています。
国際情勢、物流、為替、そして、その国で暮らす人たちの選択。
市場を見るとは、そうした背景を読み解くことでもあるのです。

まとめ

市場を見るとは、世界を見ること。
世界を見るとは、その国の暮らしを見ること。
そして暮らしを見るとは、一人ひとりの判断を見ること。
中古車相場は、その積み重ねでできています。

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