【会社経営】「社員は守られすぎている」と感じる瞬間
会社経営をしていると、ふと感じることがあります。
「社員の立場は、かなり強く守られているな」と。
もちろん、それ自体を否定したいわけではありません。
過去には、労働者が不当に扱われていた時代もあった。
だから法律が整備され、働く側を守る方向に社会が進んできた。
それは自然な流れだし、自分も法律に守られています。
ただ、経営する側に立つと、また別の景色も見えてきます。
「大量行動」が難しい時代
たとえば、短期間で一気に動いた方が、事業が立ち上がる局面があります。
でも労働時間の制約がある。もちろん、無理な長時間労働を肯定したいわけではありません。
ただ、「普通では届かない場所」に行こうとするとき、一定期間の熱量や没頭が必要になる瞬間もある。そこに制度との隔たりを感じることがあります。
退職代行という時代
辞め方にも、時代の変化を感じます。
退職代行はその最たる例。
昔なら、気まずくても本人が向き合っていた場面を、第三者が代行する。
合理的と言えば合理的です。
でも一方で、「関係性を終わらせるコスト」が、
極端に軽くなった社会でもあるなと思います。
経営側は、採用したり、教育したり、委任したり、責任を背負う。
当然、うまくいかないこともあります。
でも最後は、「直接言葉を交わして終わる」という感覚を、
どこか大事にしていた経営者も多いと思うんです。
経営側の難易度は確実に上がっている
もちろん、会社側に問題があるケースもある。
だから退職代行そのものを否定するつもりはありません。
ただ、社会全体として、「個人を守る方向」にかなり強く進んでいるのは間違いない。
そしてその結果、経営側の難易度は、昔より確実に上がっています。
だから最近は、「人を雇う」ということ自体に、慎重になる経営者が増えている。
業務委託、外注、小規模運営、AI活用。
こうした流れが増えるのも、
単なる効率化だけでは説明できない気がしています。
「どう働くか」より、「どういう関係性か」
これは、良い悪いの話ではなく、
時代の意識変化なんだと思います。
経営者も、働く側も、「昔の感覚のまま」では、
どこかで噛み合わなくなる。それが令和の働き方ということなのでしょうか。
だからこそ今は、制度だけでなく、「どういう関係性で働くか」。
組織文化が問われている時代なんだと思っています。













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