事業成功の秘訣:自分のこだわりと人のニーズの間で

2024/02/19。昨日は、夜銀座のイタリアンバルに。友人がやっているお店。合コンやっているグループ近くのカウンターに。ほぼ満員で忙しそう。空いたころに少し話ができた。彼とは卓球関係者の紹介で知り合った。最初はオンラインだったような。その場で「車買いたいんですよね」をお話しいただき、その話がすぐに進んだ。よくそんなに早く決断できますね、と言ったら、「考える時間がもったいないので」と。こういうタイプの人とは仲良くなれそうと思った。今度は自分が飲食店を出すときも手伝ってもらった。彼は4つの飲食店の経営をしながら、飲食店のコンサルの仕事もやっていて、かなり忙しそう。シェフ出身だけど、業態・立地・客層に合わせたメニューづくりが得意。「自分のこだわりを捨てて、「お客さんのニーズに応えようとする気持ちへの切り替えが大変だった」と。

自分も出版の仕事をしていたときに、こだわりをもっていて、それがよいことだと思っていたけれど、今は必ずしもそうは思っていない。むしろ、一回捨てたほうがいいとも思っている。お客さんが求めているものを全力で知ろうとしてもいいのではないかと思う。そちらのほうがよっぽど難しいことだ。自分のこだわりは、たんなる頑固さの表れかもしれない。実績を出していない人ほど自分の意見にこだわる傾向にあると思っている。コミュニケーション力もないし。大きな実績を出そうとすればするほど、多くの人たちと関わることになるし、その人を動かす力も必要になってくる。冒頭の飲食店の友人は、仕事の大半が、「人間関係の調整だ」と苦笑する。こだわりとは別世界。それをすてて、人と人との間に立って、調整する。「ときには、グダグダ言ってないで、早くやることやれ、って怒鳴っているときもありますけど、心の中で(笑)」。こういうことが経営者に求められる資質だ。まだまだ自分には足りない。

お客さんのニーズに対して、自分のこだわりを発揮するのが事業には大切なこと。さらに言えば、人間関係をよくすることにこだわりをもつべきなのだなと思って銀座から帰ってきた。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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