これまでを振り返ってみると

自分の人生の転機は間違いなく、クルマ買取業を始めたことだ。出版の仕事・編集の仕事では自分が描く未来は切り開けないと思ったことがキッカケだった。と書くのは簡単だけど、大きな葛藤があったのも事実だ。まず自分が望む未来を描くことだって容易いことではない。自分の生活レベルを無意識のうちに意識してしまうからだ。「そんなこと望んだってどうせ無理だよね」という思考がちらつくわけで。ひたすらノートに向き合う日々が続いた。教育関係のサービスや事業を買うことを検討していたこともこのころだ。でもなんかしっくりこなかった。

その過程の中で自分の経歴をいったんゼロにして考えたほうがいいのではないかと思うようになった。今やっていることで満足しないのであれば、別のことをやるしかないのだけど、これこそが非現実的なことと思ってしまう。同時に、自分のキャリアの延長線で考えると自分の未来は多く変えられないのではないかとも。それだけ自分がやっていたことに無力感を感じていたということだ。それは経済的なことだけでなく、誰かの役に立つ、という視点でもそう思っていた。そんなときに、ゼロからやれる、といえば、フランチャイズかな、と安易な気持ちで見つけたのがクルマ買取という仕事だった。

説明会に申込み、連絡をくれた人と東京駅近くの喫茶店で話を聞いた。今みたいにYou Tubeチャンネルもないし、プレゼン用の資料があったわけでもない。代表が書いた書籍もない。目の前の人の説明だけを頼りに、事業を把握しようとしたけれど、よくわからないのが実感だった。買取業なんて今まで考えたこともなかったけれど、なんとなくこれはやったほうがいいのではないかと思って帰ってきたことを覚えている。5年ぐらい前のこと。この決断は正しかったと思える、というか、この決断を後悔しないように努力してきた、というほうが正しいのかもしれないと思う。(続く)

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です