良縁・悪縁の見極め方

今年はとても多くの人と出会った年なった。仕事にならなくたって、よいおつきあいをさせてもらっている人もいるし、何回も一緒に飲んでいるお客さんもいる。いざというときに助けてもらえることも多かった。電話でつながるゆるい関係はとても大事だと思うようになった。

他方で、縁を切った人もいる。あえて書くけれど。こういう感覚になるのは、ある程度、一緒に何か物事を進めていた人に限られるのだけど、明確に切った人は二人いる。おそらく相手も切ったと思っているはず。それはそれで共感できたと思っている。縁には悪縁もあるということを思い知る。お客さんを含め、誰とおつきあいするかは、自分で決めるものだ。営業的な仕事をしていると、頭を下げる場面が多いのだけど、だからと言って、誰とでも仕事がしたいわけではない。個人事業の買取業は選べるのがよいところなのだ。気の合うお客さんとはめちゃくちゃあうし、そうでない人はメールで終了したりする。これが自然なのだと思う。ノルマに縛られるとそうは言っていられなくなるけれど。これが大手との違いだ。

誰と付き合うか、誰を付き合わないかの基準は自分で決めるものだけど、それは自分の成長とともに変わることになる。相手のことをより良く知ろうとしたり、嫌いにならない努力をしたりすると、付き合える人の範囲が変わってくるのだ。それが積もり積もって大きなつながりになったりする。出会う人の母数がおおければ多いほど、そのつながりの総体がかわってくるのだ。かつては自分がそうだったけれど、職人気質が難しいと思うようになった。本当の職人は魅力的だけど、職人気質をもったふつうの人が苦手なのだ。なぜなら、頑固でいることは楽だからだ。自分をもつ、というのは聞こえのいい言葉だけど、実は何にも変化も成長も進歩もしないことの裏返しともとれるときがある。悪縁のふたりはそんな感じだったのだ。とにもかくにもそんなことを含め、よい出会いと気付きがある年だったと思う。

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