オートローン:運が回ってくる人・遠ざかる人

2024/02/03。ちょっと解せない話。知り合い&お客さんでもある、Yさんからの依頼があった。「知り合いのMさんが車を買いたいといっている。自分が乗っている令和3年製の車なんだけどを買いたい。でも彼は過去にローン事故をやっていてふつうには通らないと思う。吉田さんの知り合いでローンを扱っている人がいれば紹介してほしい」。まとめるとこんな感じだった。

Mさんを交えてLINEグループを作ってもらった。こちらがヒアリングすると、「元金の上限は70-80万円」とのことだったので、もっと古い車にする必要があります(Yさんの車は買えません)。金利は高めになります。車両にGPSも取り付けることになるかもです、とお伝え了解いただいた。知り合いの車屋さんHさんに紹介。Mさんと直接やりとりしてもらうことになった。彼のところはローンに強いのだ。車屋さんによって、ローン事故があった人のローンを通せるかどうかは結構違う。Hさんは何社か申し込みをして、通ったところがあったので、それをMさんと僕に報告。「よかったですね、ありがとう」とHさんに伝えたら、Hさんは「明日、Mさんにお会いします」と。その直後に、Yさんから連絡あり。「Mさんが他のところでも検討したいと言っている」と。「ええええ」と僕。Mさんからすれば自分がローンを通ることを知ってもっと条件のいいところを探したいと言っているようだった。Hさんは「まあ、そんなものですよ、こういう世界は」と達観した感じ。「また戻ってくると思いますけどね」。

これがことの概要だ。ここまで人の助けを借りておいて、しかも知らない人を紹介してもらって「ちょっと待って」と言える神経は自分にはない。もっと金利が安いところがあるかどうかわからないけれど、その流れで「ありがとうございます。お願いします」というところだと思った。3〜4日経過して、Hさんの言う通り、Mさんは「やっぱりお願いします」と言ってきた。ほかがだめだったことが明らかだ。

この話には続きがある。Mさんの意志が決まったあと、さらに、最初に話をもってきた、Yさんから「Mさんに自分の車を買ってもらえるならかってほしい。査定額は」などと聞いてくる。Mさんが予想より多い金額でのローンが通ったとなれば、自分の車を高く買ってもらえるかもと欲が出たのだろう。もちろんその場でお断りした。「この流れで、それはないですよ。Mさんが一端保留にしたことだって、こちらは気分がよくないのですし。Hさんに車を探してもらいましょう」ということにした。Hさんのところに相応の利益をとってもらう、ということだ。他では通らなかったローンを通してくれたところなのだ。

僕はこの話は当事者ではないけれど、いろいろ興味深いと思った。運が回ってくる人とそうでない人の差がはっきりするみたいな感じ。みんな欲があるし、みんな自分のお金は大事。だからこそ、考えることがあるよね、とも思う。無事納車できますように。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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